釣り師の休日 魚も休日

SFM

2018年10月18日 20:10

禁漁からほぼ半月。
戸隠山をやった翌日。
今さら未練がましいのは重々承知の上であるけれど、この際アブラビレがあろうとなかろうと、誰彼構わずハリに掛けたいこの心情、そこはお察し頂けることと思う。

そこで、長年押し入れの中で惰眠を貪っていた我が身のようなスピニングロッドを叩き起こしつつ、このところ弊ブログのお馴染みになりつつあるB場ちゃんが暮らす人里を流れる川に連れて来てもらったのである。


黙々とキャストを繰り返すB場ちゃん。



努力家の釣り姿はこうでなきゃいけない。

こんな時、KONちゃんはくしゃみをしなければならない。


僕も覚束ない手つきで投げちゃ引きを何度も繰り返してみたけれど、掠ったのはこの二枚のウロコだけである。



多分ニゴイではないだろうか。


結局のところ、この日の生体反応はこれだけである。
アブラビレもへったくれもなくて、釣果はゼロなのである。
要するに、下手な鉄砲などいくら打ったところで掠りもしないことを思い知らなければならない。
けれど、喉元を過ぎれば熱さを忘れちゃうのも釣り師の特権であると僕は思う。

このカエルの仔はついさっきまでシマヘビの口の中にいたのだけれど、当のシマヘビが通りかかった僕たちに驚いて逃げる刹那、せっかくありついた御馳走を吐き出しちゃったのである。



巡り合わせとはこういう事でもある。


お昼ご飯は、少し足をのばして件の中華そば。



さっきのシマヘビには申し訳ないけれど、この一杯は釣果を補って余りある。

ときどき、気分を変えたいときは、レンゲに掬ったつゆにほんの一滴、酢をうって啜ってみると良かったりする。


これにて一件落着。

N井サン、ごめんなさい。

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