男たちの午後 禁漁前のカジカ釣り

SFM

2020年09月28日 20:07

ただの小魚釣りではあるけれど、カジカがいることがわかっちゃったら、また出掛けて行きたくなるのが人情である。


いい年をした毛鉤釣り師たちが水辺に蹲ってカジカを釣る光景。
傍目には滑稽に映るだろうけれど、この素朴な釣りの味わい深さは格別だと僕は思う。




いちいち口には出さないけれど、内心嬉しくて仕方がない。









何事も飽きやすく、集中力が続かないKONちゃんであるが、いつになく熱心に釣る。







B場ちゃんは地道な努力家であるが、カジカがなかなか顔を見せてくれないのは、ここに来る前にこっそり小渓流に出向いて九寸ほどの岩魚を釣ってしまったからではないだろうか。



粘りに粘って掛けた一匹。



咥え煙草ではあったがね。



この釣りがわかってきたわけではないけれど、ここはカジカの魚影がそう濃いわけではないことは察しがついた。
今、あまり根を詰めると、いずれ支障が出るに違いない。。


さて、禁漁。
噂をたよりに、カジカが棲んでいそうな水辺を訪ね歩いてみようかね。


実のところ、カジカの揚げ物は型が小さい方が美味しいと僕は思う。



基本は塩と柑橘類になるのだろうけれどけれど、カレー味の塩もなかなかイケるのであるよ。


でも。
いつの日か。
型が揃った暁には、焼き干しなどをやってみようと思うのは、盛期を過ぎて久しい岩魚釣り師のささやかな想い。

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