魚偏に秋と書いてカジカ

SFM

2020年10月26日 19:50

先頃覚えて味をしめちゃったカジカ釣り。

カジカに逢いたくて悶々と過ごす日々。

小綺麗なお姉さんなどこの際どうでもよろしい、などと言ってしまえば身も蓋もないけれど、要するにそういうことなのである。
今、この時。
心底逢いたいのは素朴な小魚である。


そこで、釣り師一同が相集い、膨大な情報を収集、厳密な分析を経て川を選択。
この日、漸く釣行に漕ぎつけたのであるが。
三人寄れば文殊の知恵と言うけれど、所詮は釣り師。そうそう大した知恵などが出るワケもない。
結果的には木端微塵である。

期待が失望に変わる秋の一日。





B場ちゃんが釣った一匹。




僕が餌に使う川虫を採っている時に網に入った稚魚。




後にも先にもこれだけである。

KONちゃんの釣果はゼロである。



ごく僅かにカジカがいることはわかったけれど、それほどいるわけではないこともよくわかった。

まあいい。
相手はカジカ。
残りの釣り師人生、気長にいこう。



さて。
この川に似つかわしくない魚影を発見したのは苦労人のB場ちゃん。

三人で役割を分担して網に追い込んで掬ってみると43cmの立派なニジマス。





ただただ右往左往しただけの一日。

散々な釣果を引きずりつつも、どこか満たされた心。
こんな気持ちはいつ以来だろうか。

一人だったらこうはいかない。

不器用な岩魚釣り師たちの禁漁期はまだ始まったばかり。

先は長いネ。


僕にとっては大盤振る舞いの膳。

自家製シメサバの炙りと貝ひもの揚げ物。




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