釣り師が仕込む鹿肉の燻製
さてさて、これから僕は鹿肉を燻製に仕立てなければならない。
せっかくの寒い季節だから冷燻をやろうと思う。
実のところ、僕は食肉の扱いは素人であるが、まあいい。
我が家には牛刀がないから尺出刃で切り分ける。
あらかじめ作っておいたソミュール液に浸ける。
あとは4日ほど冷蔵庫に入れて放置しておけばよろしい。
冷燻の仕上がりは2週間ほど先になる。
この鹿肉は昨夜、釣友のN川さんから謹んでお預かりしたものである。
ざっと2キロほどあるが、冷燻に仕上げると歩留りは凡そ6掛けになる。
(N川さん、ホントですヨ。)
一区切りついた。
ついつい試食をしちゃうのは、人として自然な流れではないだろうか。
要するにつまみ喰いである。
食材の声を聞かなければならない。
N川さん、ごめんなさい。
やはりここは、鹿刺しでなければならない。
それ以外の選択肢はない。
さあ、僕の皿に宿っておくれ。
とでも言えばいいのだろうか。
年甲斐もなく意識が・・・。
仕事の合間に眺めた、花の百名山と日本百名山などを思い出しつつ。
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