釣り師が仕上げた鹿肉の燻製
鹿肉の冷燻が仕上がった。
この鹿肉は釣友のN川さんからの預かり物であるから、速やかに引渡さなければならない。
そうは言っても、事前に味の確認ぐらいは必要ではないだろうか。
要するに試食である。
自らが手掛けた仕事には責任を持たなければならない。
冷燻というものはこうでなきゃいけない。
こんな時のためにとっておいた麦焼酎の原酒。
去年、親しい酒問屋さんから頂いたものである。
44度あって、非売品だそうである。
核心はこの度数。
酒類流通のプロが、即座に僕への進呈を決意して下さった原酒である。
飲み手冥利に尽きる。
合掌。
そんなわけで、栓を開ける機会を楽しみに窺っていたのである。
麦焼酎というものはこうでなきゃいけない。
これを樽貯蔵したら一体どうなっちまうんだろう。
意識が飛ぶぐらいで済むのだろうか。
さて、この手をつけた一塊をどうしよう。
食べかけの肉を人様に引き渡すのはいかがなものか。
これだけはありがたく頂戴しておくのが大人というものではないだろうか。
はっきり言えばネコババである。
N川さん、ごめんなさい。
燻煙作業の画像など。
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