釣り師の歴史探訪 第三弾 福島正則の墓

SFM

2019年02月06日 19:36

千曲川の右岸に栗菓子と葛飾北斎を目玉にした観光地がある。

観光客を歩かせる通りは前後左右、こげ茶色や黄土色の建物で統一され、全国展開をしている商業店舗のコーポレートカラーなどは受け付けず、要するにそれらしい雰囲気が演出されているのである。
どこかワノ国を思わせる。


そのあたりから少し外れた山裾にある岩松院に福島正則の墓がある。





仁王門を通って本堂の左脇を抜けた斜面に墓があって、見るのはタダである。
ちなみに、本堂の天井には鳳凰の天井画が設えてある。
これは実に著名であるが、見るのはタダではない。




例によって、僕がお伝えできるのは画像だけである。









季節になると、この寺の池にはヒキガエルが集い、雄雌混然と入り乱れ、結局のところ産卵などをいたすのである。

その頃、裏山では足の踏み場に困るぐらいにカタクリの花が咲く。

東西南北、どこを向いても温泉には不自由しない土地柄である。



ここからそれほど近くはないけれど、北に向かった山合いにある玉村本店という酒造所に真冬の季節だけ店頭に並ぶ生酒の新酒がある。
草木も凍える厳冬期、この冷えた生酒をやるのが僕のささやかな楽しみである。



この生酒のために真鯛の兜焼きを仕立ててくれたのは師である。
薄く塩を打って、一夜干しにした真鯛の頭をさらに粕漬けで仕上げた一品。

頭骨に詰まった身を、いちいち箸先でせせる根気の要る作業であるから、下戸殿各位にお勧めいたすのはいかがなものであろうか。

気になる方はこちらをどうぞ。

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