釣りに行かないという選択肢
前夜。
天気予報は頗るよろしくない。
どうにかこうにか這う這うの体で辿り着いた休日であるが、今週の釣行は見合わせである。
僕の場合、ウデを脚で補ってどうにか帳尻が合えば御の字である。
そう容易に行けるところではないから、悪条件の道中を思えば仕方が無い。
残り少ない釣り師人生。
苦渋の思いではあるが潔く決断しなければならない。
今さら時間軸に惑わされてはならない。
朝。
雨上がり。
未練がましく最寄りのライブカメラの画像を見ると雨やら霧やら。
そうでもして自身を納得させなければならない釣り師の業。
さて、行き場を無くした釣り師はキャスティング練習である。
ほんの一時。
雲の切れ間に射す薄日。
もしかしたら、それなりに釣れていたかも・・・。
などと思うのは結果論である。
こんな時。
半額の刺身の味は値段と逆相関する。
唯一の救い。
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