松阪牛がやってきた 後編 SFMと愉快な仲間たち
禁漁直前ではあるが、お題は松阪牛である。
先日、三重県からの客人であるkaz13さんと入渓したB場川。
不自然な活性の低さが気に掛かり、後に状況証拠や聞き取り調査に基づいて分析したところ、前日にB場ちゃんとKONちゃんが釣りまくっていたことが判明。
A級戦犯に相当する彼らであるが、そこはkaz13さん。
「これも縁。先行者のお二人もご一緒にどうぞ。」と、粋なお言葉を添えて送って下さった極上の松阪牛がここにある。
N川さんとASHIちゃんも加わり、ちょっとした宴である。
馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできないと言うけれど、アマゴンゾウさん目利きの松阪牛にかかっちゃったら厳格なる大英帝国の諺も形無しである。
帰りの運転が恨めしい。
彼等は下戸であるが僕はそうはいかないのである。
締めは茶蕎麦のサラダ。
師の手製である。
師曰く。
「俺がまずいモン作るワケねーだろ。」
過去に例のない腹ごしらえを終えた彼らが向かうのは夕マヅメの川である。
禁漁直前。
釣り場で繰り広げられる悶々とした群集心理の交錯。
彼らを迎えてくれるのは産卵を控えた渓魚だろうか。
揃って上流を向いて移動する夥しい先行者と後行者だろうか。
さて、僕には行く所が無い。
無い袖は振れない。
蟻とキリギリスという童話を書いたのはウソップだっただろうか。
Kaz13さん、アマゴンゾウさん。
ごちそうさまでした。
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