最強クラスの台風 被災地の光景 続編

SFM

2019年10月17日 21:08

黙っていても夜は明ける。

出水の翌日。
上空では早朝から多くのヘリコプターが飛ぶ。



地上では排水作業の甲斐あって、少しずつ水が引けたようである。
情報不足ながら人海戦術の安否確認を兼ねた救助が始まる。










自衛隊員に支給されるチェストハイウェーダーは透湿防水素材である。





遠方から来た取材者のようであるが、どのような報道がされるのであろうか。



停電中の被災地ではTVニュースを見ることが出来ない。
ラジオが手元にあるだけでも御の字とは言え、視覚的な情報がほしいところである。

因みに、二階俊博の発言を知ったのは後日であるが、バカを相手にしているヒマは無い。


水というものは低いところに流れ込む。
例外も無ければ忖度も無い。






夕刻。
家族を引き連れ師を訪ねる。
携帯電話の充電のためにコンセントを借りつつ、いつもの風呂場も借りる。


僅かな手灯りとロウソクでやり過ごす夜は長い。




いつもながらの煎餅布団。
今夜も畳の上で寝ることが出来る。
不平を言うようでは釣り師失格以前に日本人失格である。



平穏な日常生活。
それを支える均衡は脆い。



翌日の夜にガスが使えるようになり、翌々日に送電が再開する。
頗る速やかな対応かと僕はありがたく思う。


地域の復旧にはかなりの時間がかかるに違いない。

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