寡黙なキャスティング練習 冬の始まり
一度始めてしまったら、止め時の踏ん切りがつかないのがキャスティングの練習。
ループが安定していればいいのだけれど、そういうワケでもないから、ついつい、もうちょっとだけという具合になっちゃうのである。
僕が練習に使うのは7番のWFと10番のST。
どちらも20年以上昔の道具である。
道具というものはヘナチョコではいけない。
かと言って、無闇に大枚をつぎ込めばいいってもんでもない。
高性能な道具も使わなければ宝の持ち腐れである。
不良資産であり、含み損である。
けれど、単に所有欲を満たしたいだけなら話は違ってくる。
気が済むまで有り金をはたけばよろしい。
要するに、身の丈に合わせた道具立てということになるのだろうけれど。
日本人の美徳とは言え、萩生田光一などに言われたらさぞかし癪に障るに違いない。
世に数多の釣り師たち。
一体、どれほどのお宝を抱え込んでいるのだろうか。
まあいい。
納得がいくシュートは数回に一回程度。
毎年の事ながら同じことの繰り返し。
でも、これをやっておかないと高いツケが回ってくる。
さて、冬が始まる。
陸に上がった源流王はただの穀潰しである。
また、スープを全部飲んじまった。
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