テンカラ初心者に俺はなる!!には毛鉤を巻かなければならない
沈んでいる魚を掛けるために思い立ったテンカラ釣法。
先立つものはカネではない。
毛鉤である。
それならこんな僕にも調達できそうである。
いや、しなければならない。
どうせ沈めるなら見えにくくても構わないのではないだろうか。
先人たちはキジを撃ったりチャボを飼ったりして材料を調達していたらしいけれど、僕の引き出しには長年にわたり肥やしになっていた古いコックハックルやパートリッジがある。
ハックルパターンの出番が減ったのはわけがある。
手早く巻けて、何匹釣っても駄目にならない毛鉤を追求した結果、そういうことになっちゃったのである。
などと偉そうなことを言っておきながら、ノーハックル・サイドワインダーをまともに巻けた試しがない。
はっきり言って、あれは僕には無理である。
都合良く、自己流の解釈を繰り返した結果、原型の面影は微塵もない。
釣り師には、重宝していながら、恥ずかしくて誰にも見せられない毛鉤の一つや二つぐらいはあってもいいのではないだろうか。
さて。
少し指先が慣れてきたところで。
毛鉤の名称には模した虫や小魚以外にも、地名や人名などがつけられたものがけっこうあるけれど、京都府在住のゆみ王サンというテンカラ釣り師におかれては、愛用の毛鉤に元カノの名前をつけておられるそうである。
どれどれ。
こっそり僕も真似をしてみようか。
C里、M美、Y子。
まあ、今回はこれぐらいにしておこうかね。
実際のところ、まだ使い物になると決まったわけではない。
ならなかったらただのゴミである。
何度か試しているうちに改善するところが出てくるに違いない。
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