熱中症の尺岩魚
猛暑が続き、雨は半月以上降っていない。
溪魚の活性など期待するだけ野暮であるが、ついつい出掛けてきちゃったのは溪の木陰で涼みたかったからである。
さて。
付き場はわかったし、全く出ないわけでもない。
けれど、食わせ切れなかったり、乗せられなかったり、そんなことの繰り返しである。
こんな時、毛鉤釣り師としては、この釣りのハードルの高さを愉しめなければならないことになっている。
どうにかこうにかご覧のとおり。
これを掛けるつもりは無かった。
不徳の致すところである。
ここでこの日の主役が登場する。
小さな毛鉤をゆらりと食った尺上岩魚である。
ここで暫し思案である。
もう店仕舞いにしてもいいんじゃないだろうか。
余談であるが、煙草の本数を減らして久しいけれど、減らすほどに一服というものは旨い。
限りなくゼロに近付けても、ゼロにはならないところが物事の理というものではないだろうか。
さて、少しばかり気持ちにゆとりができたこの時こそが、この釣りのハードルの高さを愉しむには最適なのではないだろうか。
良型を追加。
沢筋の友、うっかり踏み潰さなくてよかった。
浴場の窓の外に咲いたヤマユリの花。
ヒグラシの鳴き声は写真に撮れない。
速やかにビールを流し込んだ後は、よく冷えた生酒をゆるゆると。
天ぷらにはこのカレー味の塩がとてもいい。
けれど、近々底をつくのが悩ましい。
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