猛暑続きは岩魚も辛い

SFM

2020年08月16日 13:00

16.5℃。
岩魚釣り師にとっては絶望的な水温。

さらに溪筋を抜ける温風。
やれやれ。
人里の猛暑が思いやられる。

木漏れ日さえも避けて日陰を渡り歩く岩魚釣り師の人生そのもの。





一足早く入渓していたB場ちゃん発見。
黙って見ているとサオをしならせている。
しかも咥え煙草。



予想に反して多少は出るようである。



やってみると水深のある白泡の下、それも頑なに張り付いている。







なるべくなら毛鉤を長く見せるように流し切りたいところではあるが、そうすると追っては来るけれど肝心なところで帰っちゃう。


そこで、発想を変えて泡立つ波を強く叩いて反射的に食わせるのであるが、食ったように見えて食ってなかったり、掛かりが浅くて外れたり、やりにくいったらありゃしない。








まあいい。
泣き尺2本。





贅沢を言えばキリがない。



さて。
この後に彼が掛けるのは立派な尺上であるが、ネットで掬っておきながら写真を撮る準備をしているうちに逃げられちゃうのである。




原因は咥え煙草と言いたいところであるが。
まあまあ。
仏心ということにしておこう。
近いうちに釣り直そうや。




藪を刈りながら帰ろう。





終戦の日が暮れる。




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