よせばいいのに岩魚釣り

SFM

2020年08月31日 19:28

「いくら何でも渋過ぎる。」
先に入渓していたB場ちゃんの言。




機銃掃射のように叩き上がる根気。
彼は労力を惜しまない男なのであるが。
この陽気ばっかりは。




やってみると、底石の裏に張り付いて、梃子でも動かないとでも言いたそうな気概が見て取れる。
なるほどネ。

この日も必要以上に蒸し暑いけれど、それだけではなくて、連日の猛暑の影響が蓄積された結果ではないだろうか。

僕たちが日々喘いでいるように、水面下でも虫の息のようである。



交通事故に遭ったような不運な岩魚たち。






釣り師も気の毒であるが、岩魚も気の毒である。




暑くても火を焚かずにいられない損な性分。





ここは早々に店仕舞い。

夕マズメまでやり過ごせばいいかもしれないけれど、それは厭である。




こんな時のためのワサビ畑。



大人の道草。








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