ハルゼミが鳴く 岩魚は時々上を向く
このところ、巷では「つばさの党が」注目を集めているようであるが、そのようなことは捨て置き、心穏やかに淡々と岩魚を釣っていた方が得策であると僕は思う。
日を追って残雪が縮む。
火を熾しつつ、地合いを計る。
この日の足取りは何故か軽い。
ハルゼミが鳴き始めたこの季節である。
時間が勿体ない。
来週の予報は雨らしい。
この際である、もう少し釣っておくか。
これぐらいが年相応の適度な運動と言ったところだろうか。
溪筋では介護制度が適用されるわけではない。
まあ、敢えて多くは語らないけどネ。
所詮、人目を避けて谷底を跋扈するしか能が無い岩魚釣り師である。井の中の蛙という諺があるけれど、湯舟に浸かるぐらいは大目に見ていただけるのではないだろうか。
釣り師が浮かべる笑顔というものは多種多様。
総じて、お世辞にも上品とは言えないものであるヨ。
・・・・・。
合掌。
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