思わぬところでニジマスが野生化する

SFM

2024年07月22日 20:22

某沢筋。
岩魚の付き場を飛び越えたさらに上流。
何故かニジマスが棲んでいることを探り当てたのはB場ちゃんである。
この男は日頃から何を考えて生きているのだろうか。

それなら仕方がない。
釣ってやるか。




いやはや。
どう見ても岩魚ぐらいしか付けそうにない渓相であるがね。




連日の猛暑続き。
しかもワケあって昼頃の入渓。
何々渓谷とは言っても、水温は19度越え。
足元の水が生温くて何だか気色が悪い。

さっそく出迎えてくれたのはアオダイショウである。




それでもやってみると、小マスや稚魚が釣れてくるから、恐らく自然繁殖しているに違いない。








時には尺絡みが混じり、華奢なサオをしならせる。






けれど、大半が稚魚である。










まあ、ヒレに免じて勘弁してやるか。



横目でB場ちゃんを見るたびにサオが大きくしなっている。

敢えて多くは語らないけれど、余裕の尺越えの連発である。










僕などが知る由もないけれど、どこかの誰かに連れて来られたニジマスたちが環境に適応して、何代か繁殖を繰り返すうちに野生化してこうなっちゃったという実例がこれではないだろうか。


さて、帰ろう。
辛い藪漕ぎが待っている。




釣りモノはニジマスだけれど、ウソにもハチにも最上流域。
相応の高低差をこなさなければならない。
軟弱地盤の如き下半身を携えての入渓は推奨しかねる。

そのうちに、また行っちゃおうかな。
ご安全に。

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