六文銭が恐れた山城跡、虚空蔵山。ついでに太郎山。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお付き合いください。
今日は運動不足だから山を歩かなければならない。
虚空蔵山にしよう。
この季節でも上田市近郊の山は滅多に雪が積もらないし、
天気が崩れることも少ない。
この地域は降水量が少ないそうだ。
数年前に南側にある独鈷山に登った時、雨乞いの山だと知った。
溜池がいくつもあったっけ。
きっと水が貴重な土地だったのだろうと思う。
登り口は墓地の中、地名は鼠とか鼠宿とか言われている。
そうなると墓石の影からネズミ男でも出てきてほしいところでは
あるけれど、そうもいかないようだ。
墓地を抜けて日の当たらない雑木林を登ると尾根に出る。
後は登り下りを繰り返しながらただ歩いて行けばいい。
まだ木が凍っている。
近くでみると。
イノシシのヌタ場も凍っている。
彼らが暗がりで徘徊した形跡があちこちに残っている。
雪が降っているわけではありません。
陽が射すとエビの尻尾が落ちてくる。
時々、襟の中に入り込まれると辛い。
山城跡がいくつもあって、そのうちに数え切れなくなってくる。
虚空蔵山。けっこう寛げる。
虚空蔵という名前は十三仏の殿(しんがり)らしいけれど、
あちこちにあるらしい。
乙妻山の山頂にも虚空蔵菩薩と書いた板切れがあった。
とても居心地のいいところだった。
この尾根筋はどこからも上田城が丸見え。真田殿、心中お察し申し上げる。
反対側に目を移すと坂城から戸倉方面。
もう少し歩けば太郎山。そこでお昼ご飯にしよう。
太郎山。今日は神社はパスしよう。
冷蔵庫の残り物だってここに持って来ると心強いおかずになる。
うどんが出来た。今日はかき揚げ付き。
さて、来た道を下らなくてはならない。
温泉に入らなくてはならない。
この山の周りにはいい温泉が腐るほど(腐りはしないが、)ある。
帰りには先月歩いた子檀嶺岳が見える。
さあ、温泉だ。
今日はここにしよう。
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