久しぶりの浅間山 釣り師たちの外輪山巡り
文化の日。
前日までどこに出向こうか精査を重ねた末、この秋に登山規制が引き下げられて、前掛山まで入山できることになった浅間山にしたのは、積雪などの安全性を踏まえた消去法の結果である。
相方は活火山がよく似合う自称愛煙家のB場ちゃんである。
釣友たちが各々身体に不具合を抱え始めて、次第に退かざるを得ない中にあって、どうにか生き残っているのが喫煙者であるB場ちゃんと僕なのである。
せっかく登ってきたトーミの頭ではあるけれど、草すべりの急坂を下って浅間山の斜面に取り付く。
冷たい風に煽られながら、よちよちとザレ場を避難シェルターまで登って来ると、釜山と前掛山が登場する。
B場ちゃんが喫う煙草の煙と釜山の噴煙に挟まれて、僕も致し方なく煙草を喫わなければならない。
前掛山山頂。
ここは偏西風の通り道でもあるらしい。
せっかくの山頂ではあるけれど、この強風ではとても長居など出来るわけがない。
早々に退散しなければ命にかかわる。
この風を写真に撮れないのがもどかしい。
下るのはいいけれど、外輪山をもう一度登り返さなければ帰ることができない。
この日の行程は、登りと下りが三回必要なのである。
Jバンドの手前でお昼ご飯。
おにぎりと熱々の煮込みうどんである。
このうどんは一玉税別19円であるから、具材やめんつゆのほうが高いのではないだろうか。
Jバンドを詰めて鋸岳で煙草を喫うB場ちゃんであるが、僕は我慢をするのである。
せっかくの野鳥なのに、僕には名前もわからない。
仙人岳
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