四阿山・根子岳周回、春山冥利
GWの後半、この日までは天気が良いことになっている。
それなら山を歩くことにした。
朝、起きてそう決めた。
そこは見聞色の覇気である。
翌日は全国的に天気が崩れるそうである。
聞くところによると、知人が立てた山行計画は翌日らしいが、天候などの条件を考慮して、適切な判断をすることを願う。
わざわざ口には出さないけれど。
今年のGWの山岳遭難の発生頻度は去年より高いそうである。
それはそれとして、今日は天気の心配はしなくていい。
菅平なら近くていい。
渋滞の心配は全く無い。
始めは四阿山。
牧場地から樹林帯を歩いていくと中四阿に出る。
先月登った黒斑山と、間近に眺めた浅間山であるが、相も変わらず煙ばかり吐いている。
他に能がないのだろうか。
反対側では焼山も似たようなことをやっているのである。
ここからの残雪は深い。
アイゼンが雪を咬む感触が心地いい。
さて、山頂。
根子岳の東斜面をご覧頂きたい。
この緑色の柔らかさを写真でお伝えできるだろうか。
我が麗しの志賀高原。
岩菅山の東斜面の雪の多さが特筆ものである。
志賀高原に思いを馳せつつ、お昼ご飯にしよう。
元気を出して根子岳へ。
残雪の深い樹林帯を一旦下る。
鞍部からまた登らなくてはならないけれど、ここは気持ちのいい笹原である。
さっき見たあの緑色はこの笹の葉なのである。
ついさっきまでいた四阿山。
根子岳山頂。
あとは駐車場までただ下るだけで良い。
春山ではあるが、ずいぶん汗を搾り取られた。
帰りに立ち寄った温泉のサウナで、さらに汗を流す。
まだ明るいけれど始めようかネ。
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