ナチュログ管理画面 フライフィッシング  フライフィッシング 北陸・甲信越 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2017年10月24日

純米吟醸をエイヒレの揚げ物で

僕のような素人が偉そうなことを言えた義理ではないけれど、玉村本店のお酒はどれもとてもよく出来ているから、初めて手に取った銘柄でもまず心配ない。

僕のアルコール人生の圧倒的過半数は、蒸留酒で占められているのだけれど、醸造酒の中にも腕利きがいて、少数ながら存在感を示している。

今回のお題はこの純米吟醸。
このお酒を作るためには、金紋錦という酒米を作るところから始めるのだそうである。

僕としては肴を見繕うところから始めなければならない。
栓を開けて飲むだけなら誰にでも出来る。
けれど、それでは飲み手失格である。



秘伝の下味をつけたエイヒレをさらりと揚げる。
相手のお酒が何であれ、こいつはまず対等に渡り合う。
このエイヒレは誰もが等しくつまんで良いものだろうか。
いやいや。
深く言及しないけれど、この一品は人を選ぶ。


春菊のおひたしの苦みがこのお酒の覇気を冴えさせる。
実によくキレる。

ついついもう一品。
しめサバの握りであるが、体裁の悪い不細工な握りになっちまった。
発想はよかったのだけれど、素人が思いつきで握れるほど寿司屋の技術が甘いものじゃないことがよくわかった。
このお酒を本職の握りでやったらさぞかしということもよくわかった。

僕はこの純米吟醸と寿司屋に対して秘かに恥じなければならない。

さて、おでんが出来た。
こいつで締めよう。
柔らかく煮えた大根を発掘しなければ。



  


Posted by SFM at 19:54Comments(2)釣り師の日常