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2018年01月29日

仕事をサボる釣り師たち・ダイヤモンドのスピニングリール

少年時代に釣具店に出掛けて行くと、仕事をサボって屯しているおっさんたちがいた。

大工、土建屋、床屋、水産問屋、酒屋、運送業者、タクシーの運転手、新車の販売員など、多種多様な職種のおっさんたちが仕事をサボっていたのである。
見掛けなかったのは公務員ぐらいだ。
一人だけ、非番の警察官がたまに来ていたけれど。

僕はと言えば、あまり学校が面白くなかったから、時々出掛けて行って、当時はとても手が出せなかったミッチェルやアブのスピニングリールを眺めたり、仕事をサボっているおっさんたちが釣った魚の魚拓を見て、思いを馳せたりしていたのである。

ある時にやっと買えたのが、大森製作所で作っていたコメットというこのスピニングリール。



仕事に就いてから、釣りに行けなかった時期があったり、フライフィッシングを始めたりしたから、ずいぶん長い間タンスの肥やしにしてしまった。

あのおっさんたちは、年齢的にもう釣り場には立てないに違いない。
大半は、亡くなられたかもしれない。

今の僕は、当時のおっさんたちの年齢を通り越しつつある。
もう井戸端会議ができる釣具店は無い。
仕事は適度にサボっているけれど。

今の釣り師たちは、こんな古い道具には見向きもしないことと思う。

懐かしいから今度使ってみようかな。
多分、釣れないだろうけれど。
まあ、それもいいか。

僕はルアーフィッシングの成功体験に乏しい。
  


Posted by SFM at 20:03Comments(0)釣り師の日常

2018年01月26日

野沢菜の漬物

僕は生まれも育ちも北信濃だから、子供のころから野沢菜の漬物には馴染みが深い。
寒い季節にはこれがあるとやっぱり嬉しい。



もう少し経つと、緑色が飴色に変わって、酸っぱくなってくるから、こま切れにして炒めたり、煮たり、おやきの具になったりする。

この漬物は義理の母が漬けて分けてくれたものだ。
僕の母は歳には勝てず、数年前から漬物作りから引退した。

若い頃に、当時の職場の同僚だったH君のお母さんが、あるときに持たせてくれた野沢菜漬けがとりわけ思い出深い。
あのお母さんはお元気だろうか。
彼のお嫁さんはとても気立てがいいから、あの味を受け継いでいてほしいけれど、少々荷が重いだろうか。

雪国の岩魚釣り師には、もう暫くつらい季節が続く。
  


Posted by SFM at 20:55Comments(0)釣り師の日常

2018年01月23日

脱税の代償・釣り師の資質

聞くところによると。
昨年の春に、ある知人が脱税事件に深く加担して、某地検特捜部に逮捕されちゃったそうである。
地検に捕まるぐらいだから、それなりの脱税事件だったに違いない。

本人を知っている人はどう思っただろうか。
「やっぱりなぁ・・・。」
「まさかあいつが・・・。」 
さて、どちらだろうか。

そこで、インターネットで検索をしてみると、当時の新聞記事が続々と出てくる。
「なるほど、やっぱりなぁ・・・。」
同情する気になれないのは僕だけだろうか。

さらに、一般人が書き込みをする掲示板までできていて、たいそう賑わっている。
どれもこれも、いい年をした大人のようであるが、この掲示板は異様な活気に溢れている。
なんだかスゲェことになっちゃっていて、山国の釣り師などは、少し見ただけで疲れた。

この類の掲示板というものは、どこまでがホントで、どこからがウソなのか、僕にはわからないけれど、この人物に限っては、火種があるから煙が立つと思ってよろしいのではないだろうか。
要するに、諸方からかなり恨みを買っていたことだけは間違い無さそうである。

脱税事件などに関わる男はどこか一味違う。



昔、本人が帰省した時に渓流釣りをやってみたいと頼まれて、一度だけ川に連れて行ったことがある。
僕は弁護士でもなければ税理士でもない。
釣り士(師)としての所見しか申し上げるわけにいかない。
この男には渓流釣りに求められる感性が皆無であった。
加えて、釣りの技術はカネでは買えない。
これに尽きる。




今年も、脱税の本人から年賀状が来ていたようである。
ある山裾の高原に別荘を建てたそうで、「週末はそこにいるから遊びに来て下さい。」などと書いてあった。
社交辞令に違いない。
そういうことにしておこう。

岩魚釣り師には、脱税事件も週末の別荘も他人事でなければならない。



紙パックの芋焼酎でそっと慎ましく。
  


Posted by SFM at 20:01Comments(0)釣り師の日常

2018年01月19日

娘の担任の先生が釣りまくった川

ここは河川改修のときに、ヤマメの産卵場にもなるように、一応は考えて施工したことになっている。
繁殖に効果があったのかどうか僕にはわからない。



下の娘が小学生だったときに担任だった先生が、漁協の釣り大会で親子そろって優勝したのが多分このあたりだと思う。

その先生は、解禁当初から初夏までは渓流で腕利きのエサ師、夏は鮎師、さらに本流で投網を打ちたいために某内水面漁協の組合員になったそうである。

僕とは気心が通じたらしく、放課後に娘を職員室に呼んで、僕あてに型の良いイワナを数匹持たせて釣り師の競争心をくすぐろうとするあたり、なかなか愉快な先生だったのである。

娘の連絡帳には、イクラの鉤持ちを良くするにはどうしたら良いかとか、鮎の一夜干しのおいしい作り方とか、燻製の下味のつけ方の情報交換など。
要するに男のアウトドアライフで占められていて、娘の学校生活に関する記載はほとんど見当たらなかったようである。

あの先生はお元気だろうか。
解禁になったら、相変わらずどこかで釣りまくっていてほしいと思う。
でも、程々に・・・。

懐かしく思い出しちゃった。
カモシカなどに見下されつつ。



  


Posted by SFM at 20:16Comments(0)釣り師の日常

2018年01月15日

風呂場の刺青

僕は時々温泉に行くから、刺青のある客の利用をお断りする旨の表記をよく見かける。

ところが実際には、公的機関が関係している温泉施設や公衆浴場などでは、その類の客でも拒否してはいけないことになっているそうで、某公社の職員や某指定管理者などは、時折頭を悩ませるそうである。









ところが、僕がざっと見たところでも時々いるのである。
コレが。
近頃では、個体数がむしろ増えてやしないか。
などと思ったりする。

倶利伽羅紋々も、タトゥーも、一切合切ひっくるめて刺青と呼ぶ。
風呂場で見かける刺青というものは、総じて気分の良いものじゃないと僕は思う。

人を外見で判断してはいけないとか、偏見などと言われてしまうと返す言葉が無い。
けれど刺青を入れたのは当事者の主体性だ。
結果として日常生活にいくらかの制約を受けたとしても、自己責任に帰属する代償と考えるのが物事の筋ではないだろうか。
誰かが頼んだワケじゃない。
要するに、傷跡や痣などとは事情が違う。

いずれ、刺青を入れた外人が大勢押し寄せて来るらしいから、それぞれの風呂場では対応に追われることになるらしい。

昔、自称・彫り師という男と話したことがある。
安くないし、消えないし、けっこう痛いらしい。

そうは言いつつも。
週間少年ジャンプの登場人物などを背負う気の利いた御仁がいたら、しげしげと見入ってしまうかもしれない。

身近なところで魚介類では、鯉の絵柄は見かけたことがあるのだけれど、ここはアブラビレのある魚にご登場願いたいところである。
ヤマメやフタスジモンカゲロウを、太ももの内側あたりに彫ったお姐サンがいたら、釣り師の目玉がハート型になっちゃうかもしれないヨ。


  


Posted by SFM at 20:39Comments(0)釣り師の日常

2018年01月10日

信州サーモンと大王イワナ・釣り師が仕立てる淡水魚

信州サーモンと信州大王イワナのいいやつをいただいてしまった。
ここが一番のキモなのだけれど、それ用に調合した秘伝のつけ汁まで分けてもらっちゃった。

玉村本店に立ち寄って、つい先頃に出荷が始まったばかりの新酒を添えれば1ミリの隙も無い。

食戟などを挑まれても無敵である。

ヅケで軽く口切りなどを致しつつ。



信州産淡水魚の二色丼、特製釣り師仕立て。


アブラビレ族の精緻。
意識が飛んでも知らないヨ。

さて、新酒。
このお酒はどんな人が作っているのだろうか。
聞くところによると、杜氏殿はアルコール飲料に滅法弱い体質らしい。
それもなんだかスゲェな。
  


Posted by SFM at 20:29Comments(0)釣り師の日常

2018年01月07日

雪の里山歩き・缶酎ハイは度数高め

このところ、我ながら運動不足にも程がある。
歩けなくなっては元も子もない。
怠け癖がついてしまったら釣り師失格になっちゃう。
キャスティング以前の問題である。

この一時の晴れ間は貴重。

午前中は自宅から程近い里山で雪道を歩いたりして。



下山したら速やかに温泉に浸かったり、サウナに入ったりして。

ストイックに生きるばかりではいけない。
9%は素晴らしい。


成仏するにはもう少し。
  


Posted by SFM at 21:33Comments(0)釣り師の日常

2018年01月04日

大雪警報・細打ちの蕎麦を手繰って温泉に浸かる

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、年始の用事を一通り済ませたところで大雪警報の発令である。
僕はスキーなどとは無縁であるから、どうってことはないのだけれど、雪かきぐらいはしなければならない。

そうは言っても、キャスティングも散歩もままならないから、残った蕎麦粉を打つぐらいしか僕には能が無い。

ほんの気まぐれで、細打ちに仕立ててしまった。
やめときゃいいのにと思いつつ、魔が差したのだろうか。


わかっていたことだけれど、やっぱり旨くない。

要するに、商売っ気が過ぎた蕎麦になるのである。
なんと言うか、その、武装色の覇気が削がれちまうのである。


器用なオンナのヒトの、商業的な笑顔が纏わりつくようで、そこは好みが分かれるところだと思うけれど、僕が目指す蕎麦ではない。

そうこうしていると、KONちゃんから電話。
温泉のお誘いである。


彼は毎年、正月に戸隠の奥社に参拝をしているのだけれど、大雪警報が出ているから、悶々としているらしいのである。
腰痛で二足歩行が覚束ないようであるから、氷点下の雪道などは歩かない方がよろしい。

雪の中をいそいそと出掛けつつ、小銭を取り出そうとすると、すかさずKONちゃんが差し出したのが入浴券。


彼には明るい老後が待っているに違いない。

この日の浴場は客足が絶えない。
彼の入浴状況の画像を掲載できないのが残念である。
湯上りに彼の用意したコーヒーなどを飲み、窓の外の雪を眺めつつ。


日暮れは早い。


来月、この温泉場の近くの枝沢は、雪をかぶったまま解禁になる。
久しく出向いていないけれど、渓魚たちはまだ残っているだろうか。

  


Posted by SFM at 08:56Comments(0)釣り師の日常