ナチュログ管理画面 フライフィッシング  フライフィッシング 北陸・甲信越 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2021年02月24日

テンカラ初心者に俺はなる!!ための練習の巻

我が国の伝統漁法であるテンカラ。
故あって、これをやってみようというのであるから、いきなり釣り場に出向くのは丸腰で戦場に行くようなものであると僕は思う。

先ず、求められるのは振込みの技ではないかと思うところではあるが、人様の口座にお金を振込んで差し上げたくても先立つものが僕には無い。
無い袖は振れない。
魚の付き場に毛鉤を振り込む、いわゆるキャスティングの練習ぐらいしか僕にはできない。


さて、この度。
初めて振ることになったテンカラのサオはけっこう長い。
イトの長さが決まっている。
当たり前ながら新鮮な感触。



左手はヒマを持て余している。
ラインスピードの調整は困難。
けっこう風の影響を受けそうである。

渓筋には枝葉などの障害物が多い。
うまく躱せるだろうか。

本番では失敗の連続に違いない。
まあいい。
失敗は成功の元であるというセリフが初心者には許されている。


個人的には、着水するときのインパクトを出来る限り軽減したいところである。
仮にであるが、この上なく美味しく作られた料理でも、食卓に叩きつけるようなプレゼンテーションをされたらいかがであろうか。
どんな善人であれ、不信感を抱くに違いない。


もう少し慣れてきたら水のあるところで練習してみようかね。



  


Posted by SFM at 21:02Comments(2)釣り師の日常

2021年02月19日

テンカラ初心者に俺はなる!!予定の巻

今回のお題はテンカラである。
何故か。

水面は無反応でも水中には魚がいないわけではない。

さらに、毛鉤を見に来て帰っちゃったり、尻尾で弾いたり、白泡の下に張り付いたりして、結局のところ釣れなかった魚の何と多いことか。

仮に、それらを釣ることが出来れば将来的に莫大な果実が得られるに違いない。

経験上、水面下の釣りはたまたま釣れちゃったのが正直なところで、今一つ確信が持てないまま長年が過ぎてしまった。


そこで。
その昔、各地に根ざし、釣って釣って釣りまくっていた職漁師たちに代々受け継がれてきたテンカラ釣法。
そのあたりに糸口がありはしないかと思い至り、五十の手習いをやってみようというわけで秘かに準備を始めたところなのである。


サオは貰い物であるから原価はゼロである。



イトに関しては、細くて長いレベルラインを駆使される達人がおられるようであるが、初心者には敷居が高い。
そこで、散々使い倒したWFラインの細いところを切り取って蛇口を作り、ナイロン糸を先細りに繋いでリーダーにする。
要するに、糸屑の寄せ集めであるから原価はゼロである。



肝心の毛鉤はテンカラ鉤を真似てはみたものの自己流である。
これも手持ちの材料をかき集めただけであるから原価はゼロである。



これらの毛鉤が良いか悪いかこの場で言及するのは適切ではない。
判断するのは魚である。

魚が白と言うものを釣り師が黒と言うわけにいかないのは物事の理である。

因みに、政府が右と言うものを左と言うわけにいかないと語ったのは籾井勝人である。


さて、世間では右も左も見境が無さそうな大騒ぎがしばらく続きそうであるから、テンカラ初心者を目指す釣り師は人目を避けてプレゼンテーションの練習などをしなければならない。

待つ身は長いと言うけれど、間もなく雪代の季節。
それが治まると芽吹きが始まる。
  


Posted by SFM at 19:25Comments(4)釣り師の日常

2021年02月11日

古代種 モデル プテラノドン

解禁間近。
心が躍る季節。

暦の上では春ということになっているようであるが、山国では焦せらずに地合いを見定める忍耐力が肝心であるから、毛鉤などを巻きつつ、心穏やかに過ごす釣り師がここにいる。
いとをかし。

などと偉そうなことを言いながら、僕が巻く毛鉤には優雅な趣など微塵も感じられない。



まあいい。
毛鉤を咥えるのは魚であって人ではない。

むしろ、実在する羽虫を真似るより、架空のモデルの方が仕事が早くて楽である。



さて。
渡る世間ではあっちもこっちも騒がしい。

あれやこれやと騒がれる側も騒ぐ側も頗るご苦労なことではあるが、解禁前ぐらいは穏やかに過ごすことができないものだろうか。
いとわろしと言わざるを得ない。

などと僕が言うのもどうかと思うけれど、必ずしも男女平等ではないと感じる局面は確かに存在する。



寸暇を惜しみ、足繁く温泉に通う身でありながら、死ぬまで混浴のチャンスに恵まれることはないのであるよ。

まあ、湯舟と釣り場は独り占めに越したことはないけれど。
  


Posted by SFM at 18:28Comments(2)釣り師の日常