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2021年04月12日

身体が鈍った岩魚釣り師にも春が来た

近年、父親に全く寄り付かなくなった我が家の次女であるが、先頃僕に頼んできたのは近所の里山歩きの案内である。
日頃の運動不足を憂い、多少なりとも体力をつけたいというのが彼女の言い分である。

まあいい。
釣りに出掛けるほどのまとまった時間はしばらく取れそうになさそうであるし、僕自身、そろそろ身体を慣らしておく必要性を常々感じていたところである。


さて、当日。
二時間半程度の軽い山歩き。

いきなり置いていかれたのは僕の方である。




全身が軋み、息が上がる。

この体たらく、釣り師失格の一歩手前である。

昨年秋の禁漁以来、自堕落に過ごしていたツケは高い。


ちらほらと釣友たちが積み重ね始めた釣果を横目に、僕はリハビリから始めなくてはならない。




さて。
問題はこの花である。
これを大量に採取して、お浸しでやってみたらどうであるか。



などと考えるのは毎年のことながら、今一歩を踏み出せないまま長年が過ぎてしまった。
叶わぬ想いなどではない。
仮に、実行に移した場合の罪悪感を僕は克服できそうにない。
要するにそういうことなのである。





まあいい。
日本海側からやってきた春の使者。




人間社会の移り変わりは速いけれど、季節の流れもけっこう速い。

山菜が出始めるのはすぐである。
溪魚が水面を割るのも時間の問題。

ぼんやり過ごしているとすぐに終わっちゃいそうである。

悠々として急ぎ召されよ。
  


Posted by SFM at 19:28Comments(4)釣り師の日常

2021年04月04日

テンカラ初心者に俺はなる!!には毛鉤を巻かなければならない

沈んでいる魚を掛けるために思い立ったテンカラ釣法。

先立つものはカネではない。
毛鉤である。
それならこんな僕にも調達できそうである。

いや、しなければならない。

どうせ沈めるなら見えにくくても構わないのではないだろうか。



先人たちはキジを撃ったりチャボを飼ったりして材料を調達していたらしいけれど、僕の引き出しには長年にわたり肥やしになっていた古いコックハックルやパートリッジがある。


ハックルパターンの出番が減ったのはわけがある。

手早く巻けて、何匹釣っても駄目にならない毛鉤を追求した結果、そういうことになっちゃったのである。

などと偉そうなことを言っておきながら、ノーハックル・サイドワインダーをまともに巻けた試しがない。
はっきり言って、あれは僕には無理である。

都合良く、自己流の解釈を繰り返した結果、原型の面影は微塵もない。

釣り師には、重宝していながら、恥ずかしくて誰にも見せられない毛鉤の一つや二つぐらいはあってもいいのではないだろうか。



さて。
少し指先が慣れてきたところで。

毛鉤の名称には模した虫や小魚以外にも、地名や人名などがつけられたものがけっこうあるけれど、京都府在住のゆみ王サンというテンカラ釣り師におかれては、愛用の毛鉤に元カノの名前をつけておられるそうである。



どれどれ。
こっそり僕も真似をしてみようか。
C里、M美、Y子。
まあ、今回はこれぐらいにしておこうかね。

実際のところ、まだ使い物になると決まったわけではない。
ならなかったらただのゴミである。

何度か試しているうちに改善するところが出てくるに違いない。


  


Posted by SFM at 17:43Comments(2)釣り師の日常