ナチュログ管理画面 フライフィッシング  フライフィッシング 北陸・甲信越 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2019年11月24日

卒検合格

単車でしか入渓できない岩魚の溪がある。
そんな場所だから少し排気量が欲しいところでもある。




この日、僕がキャスティングの練習をしている頃、二輪車の卒検に合格したのは釣友のB場ちゃんである。




常に先を読む冷静沈着な苦労人がわざわざ五十の手習いをなど致したのは岩魚を釣るためである。


自身が受ける卒検ではないけれど、やきもきしたのはむしろ僕の方ではないだろうか。


彼は下戸である。
代わりに僕が祝杯を上げなければならない。



  


Posted by SFM at 20:56Comments(6)釣り師の日常

2019年11月19日

ウィスキーは時空を超える

リザーブである。

サントリーの製品は4年前に価格改定があって、角瓶やダルマに手が届きにくくなっていたのであるが。
この日、四半世紀にわたり某所に忘れられていたリザーブが時空を越えて僕の手元に送り込まれてきたのである。




1994年の製造だから25年前に作られたことになっている。

開高センセイが亡くなったのはさらにその5年前である。


当時、若かった釣り師は老眼鏡が無いと釣りが出来なくなったけれど、蒸留酒は瓶の中で時間を止めておけるようであるよ。


  


Posted by SFM at 22:20Comments(6)釣り師の日常

2019年11月14日

寡黙なキャスティング練習 冬の始まり

一度始めてしまったら、止め時の踏ん切りがつかないのがキャスティングの練習。

ループが安定していればいいのだけれど、そういうワケでもないから、ついつい、もうちょっとだけという具合になっちゃうのである。

僕が練習に使うのは7番のWFと10番のST。
どちらも20年以上昔の道具である。




道具というものはヘナチョコではいけない。

かと言って、無闇に大枚をつぎ込めばいいってもんでもない。

高性能な道具も使わなければ宝の持ち腐れである。
不良資産であり、含み損である。

けれど、単に所有欲を満たしたいだけなら話は違ってくる。
気が済むまで有り金をはたけばよろしい。


要するに、身の丈に合わせた道具立てということになるのだろうけれど。
日本人の美徳とは言え、萩生田光一などに言われたらさぞかし癪に障るに違いない。


世に数多の釣り師たち。
一体、どれほどのお宝を抱え込んでいるのだろうか。
まあいい。


納得がいくシュートは数回に一回程度。
毎年の事ながら同じことの繰り返し。
でも、これをやっておかないと高いツケが回ってくる。


さて、冬が始まる。

陸に上がった源流王はただの穀潰しである。





また、スープを全部飲んじまった。  


Posted by SFM at 21:01Comments(2)釣り師の日常

2019年11月10日

黙っていても冬は来る

冬用タイヤの履き替えの季節。

老母と姪にアゴで使われに実家に出向くのは毎年のことである。

そうは言っても、雪が降ってから右往左往するのは嫌である。






この日は3台分のタイヤを渋々と履き替えたのであるが、これが釣りになると途端に根性が入れ替わって、その辺の若いモンにはそうそう引けを取っていられない釣り師の浅ましさがここにある。


雪国に暮らす諸氏におかれてはどのみち禁漁期。

くれぐれも冬支度はお早めに。


  


Posted by SFM at 21:02Comments(4)釣り師の日常

2019年11月06日

釣り師の歴史探訪 第十二弾 壁田城跡と秋刀魚のはらわた

禁漁期の岩魚釣り師は人知れず虚ろな日々を過ごさなければならない。
毎年のことながら、どこか胸中に穴が穿たれたようである。


さて。
歴史探訪シリーズの再開であるが、写真を撮って掲載するだけである。
時代考証や解説などは一切無し。
不勉強ゆえ、歴史を語ることが出来ない岩魚釣り師が繰り広げる客観的かつ無責任なシリーズである。

壁田城跡。
道の荒れ具合から察するところ、殆ど訪ねる人はいないようである。

堀切と思われる溝を縫って登り切ると山城らしい地形。



立地から察するに、相当な要衝だったに違いない。
けれど、雑木が茂り眺望はゼロである。






城跡を少し下ると頗るユニークな名称の池がある。





さて。
秋刀魚は秋の季語にも拘わらず、近頃では値段が高くなって困っちゃうのである。

けれど、この日は運良く見つけた税別120円の新秋刀魚がここにある。



季語などと偉そうなことを言っておきながら俳句をひねることが僕にはできない。
禁漁期の岩魚釣り師ははっきり言って廃人である。
俳人ではないのである。

どれ、最初の一箸。
天使のはらわたよりも秋刀魚のはらわたの方を選びたいと僕は思う。
  


Posted by SFM at 20:09Comments(6)釣り師の日常

2019年11月03日

煮えてなんぼのおでんに候

金紋錦純米酒。
このお酒は師の差し入れである。

因みに「差し入れ」というものは、拘留や留置など、身柄を拘束されている者に対して行われることであると知ったのは最近であるが、日頃からボーッと生きている我が身を思うにつけ、つい感じ入っちゃう。


秋の夜長。
某格安量販店のおでんセットは税別198円であるが、禁漁期の釣り師の宴には十分である。



さてさてと手をこすりつつ。
一口。

暫し待たれよ。
燗酒にしたらどうであるか。



釣り師のカンが的中するのはこんな時ぐらいではないだろうか。

冴えると言うのは適切ではない。
華やぐと言おうか。
広がると言おうか。
要するにそういうことなのである。


締めは叔母ちゃんと従姉が差し入れてくれた筋子で酢飯。




おでんが残ったら明日もやろうかね。
さらにおいしくなっているに違いない。
  


Posted by SFM at 20:24Comments(6)釣り師の日常