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2020年09月28日

男たちの午後 禁漁前のカジカ釣り

ただの小魚釣りではあるけれど、カジカがいることがわかっちゃったら、また出掛けて行きたくなるのが人情である。


いい年をした毛鉤釣り師たちが水辺に蹲ってカジカを釣る光景。
傍目には滑稽に映るだろうけれど、この素朴な釣りの味わい深さは格別だと僕は思う。




いちいち口には出さないけれど、内心嬉しくて仕方がない。









何事も飽きやすく、集中力が続かないKONちゃんであるが、いつになく熱心に釣る。







B場ちゃんは地道な努力家であるが、カジカがなかなか顔を見せてくれないのは、ここに来る前にこっそり小渓流に出向いて九寸ほどの岩魚を釣ってしまったからではないだろうか。



粘りに粘って掛けた一匹。



咥え煙草ではあったがね。



この釣りがわかってきたわけではないけれど、ここはカジカの魚影がそう濃いわけではないことは察しがついた。
今、あまり根を詰めると、いずれ支障が出るに違いない。。


さて、禁漁。
噂をたよりに、カジカが棲んでいそうな水辺を訪ね歩いてみようかね。


実のところ、カジカの揚げ物は型が小さい方が美味しいと僕は思う。



基本は塩と柑橘類になるのだろうけれどけれど、カレー味の塩もなかなかイケるのであるよ。


でも。
いつの日か。
型が揃った暁には、焼き干しなどをやってみようと思うのは、盛期を過ぎて久しい岩魚釣り師のささやかな想い。
  


Posted by SFM at 20:07Comments(2)他の釣り

2020年09月24日

貧果に喘ぐ山岳渓流

禁漁間近。
鈴鹿の王が襲来。

日頃からあれほど釣りまくっているにも拘わらず。
最後に僕の領域で一旗揚げてやろうとでも言いたげな目論見が見て取れる。

https://kaz13amago.naturum.ne.jp/


そこに毎度お馴染みの巧者、B場ちゃんが加わる。

三人寄れば文殊の知恵と言うけれど、何人寄ろうが駄目なものは駄目である。
などと言ってしまえば身も蓋も無いけれど。

各々腹に一物を抱え、下り坂の人生に加速がついた釣行が始まる。

そんな一日。






さて、昨年秋の大型台風の痕跡はどうであるか。

所々で極端に水深が変わっているあたり、川底の荒れようは相当なものと想像する。

これほどの流木は無かったのであるが。





無表情な時間が渓谷に流れる。





最初にサオをしならせたのはB場ちゃんである。







次にサオをしならせたのもB場ちゃんである。





この時点で鈴鹿の王と僕の釣果はゼロである。



鈴鹿の王が立て続けに良型。







相変わらず僕の釣果はゼロである。

余裕を浮かべ、煙を燻らす両者。

因みにこの二人は初対面である。



副流煙に釣られてしまう僕としては立つ瀬がない。
まあいい。



見えていた岩魚。
漸く一匹。



やれやれ。



ここで都会派フライフィッシャー、Mちゃんが初登場する。
単独行で脱渓点を模索しているうちに我々に追いついちゃったそうである。



まあいい、一緒にやろう。
初対面ながら、我々にかかれば即座にちゃん付けになっちゃうのである。


高巻きは避けて通ることは出来ない。







脱渓前に枝沢で生き残った木っ端岩魚でお茶を濁す。









日が短くなったネ。
そろそろ上がろう。



来た時は三人。
帰りの道中は四人。

また一緒に釣ろうや。


さて。
けっこう汗をかいたネ。
早く温泉に入ろう。

それで貧果はチャラになる。
  


2020年09月20日

岩魚釣り師のカジカ釣り

あり合わせの手道具を提げてぶらりと出掛ける。
少年時代に親しんだ雑魚釣り。
今、そんな釣りをやってみたいと思いながら、そうもいかないのが現実である。

釣り券、疑似餌、餌、その他諸々。
求められるのは計画性であるが、計画通りにコトが運べば誰も苦労しないのである。

何より、小鮒釣りしかの川というものが無い。
外来魚の類を釣りしかの川では、僕としてはどうにもいただけない。


そこで、かねてから目をつけていたのがカジカである。
この時代、まだ残っているのだろうか。
長年にわたり気に掛けていたところ、少しながら生息している川があるらしいことがわかってきた。
そこで問題になるのが、釣り師同士の情報を額面通りに受け取ってもいいのかということであるが、そのあたりに関しては日頃の信頼関係によるところが大きい。



紆余曲折を経て。
この日。
初めて岩魚釣り師が里川のカジカ釣りに挑む。

実際のところ、カジカはいるのだろうか。
はっきり言って不安である。


いた。
KONちゃんに釣れた。




いた。
僕にも釣れた。



これは嬉しい。
いてくれて実に嬉しい。



餌に使う川虫を採っているときに網に入った指先ほどの木っ端カジカ。



細々ながら、世代交代がされているに違いない。



久しぶりに持ち出したウェーダーの底は剥がれてしまったけれど。
ほんの僅かなカジカではあるけれど。

岩魚釣り師の心は十分に満たされた。









  


Posted by SFM at 19:12Comments(0)他の釣り

2020年09月17日

秋の夜長はシメサバでいこうぜ

前後左右どこを探しても新サンマというものが無い。
無い袖は振れない。


たまたま見つけたホンサバは税別299円。

塩で殺して酢で締める。



漸く光りモノが冴える季節。
  


Posted by SFM at 22:03Comments(2)釣り師の日常

2020年09月13日

中華そば スープ全部飲んじまった

釣りに行きそびれた休日。

久しぶりに暖簾を潜る中華そば店。





僕は中盛りに決めている。

大盛りや特大もあるけれど、それをやると丼の中が窮屈に思えてしまう。

中盛りだと麵とスープのバランスと言うのだろうか、僕にはそのあたりの具合が丁度いい。




せっかくの中華そば。
スープを全部飲んだっていいじゃないか。






因みに。
来月から税率が変わって、第三のビールが値上がりして、第一のビールが値下がりすることになっているそうである。




富裕層を優遇し、僕のような貧困層を冷遇するのがこの国の税制のようであるが、消費者に向けてせっかくいい商品を作った酒造メーカーの技術者たちの努力が水の泡である。

イカサマ博打場の胴元顔負けの究極の後出しジャンケンである。


この先どうやって生きていけばいいのだろうか。
  


Posted by SFM at 19:38Comments(2)釣り師の日常

2020年09月07日

残り少ない釣り師の人生

禁漁まで一ヶ月。

近いうちに釣りに行こう。
でも、その前に旨いもので一杯やろうじゃないか。

そういうわけで、集う釣り師たちの面子であるが、一応は山岳渓流志向。
一応というところが肝心である。

釣行への意欲は大いに歓迎したいところであるが、腰痛、足の痺れ、膝の軟骨の磨耗、痛風。
その気になって、釣行を阻害する要素を探せばいくらでも出てきちゃうのである。



腐っても山岳渓流。
ピンからキリまであるけれど、そう人にやさしい環境とは言い難い。
クルマ横付けなどは無理である。

物理的に釣り場まで辿りつけるだろうか。
要するに、サオがしなることはあり得るだろうか。

個人差はあるけれど、遅かれ早かれ等しく直面する現実がここにある。

まあいい。


ひと風呂浴びて、極上の料理とお酒を堪能する。













かつては、仏、サオ狩り、旱害、水害、悪食、などと穏やかならぬ二つ名を馳せた渓谷の曲者揃いではあるが、経年劣化が進んだ現在、前述のとおり五体満足とは言い難い。

はっきり言ってしまえば過去の人達であるが、いちいち口に出さなくても知り尽くした気心というものがあって、要するに得難い釣友たちなのである。


雪中貯蔵酒。



どういう風の吹き回しか下戸が覚醒し、己の限界を超える。

やれば出来るじゃねぇか。



上戸も下戸も境目なく、語り合うのは過去の成功体験。


負け惜しみに聞こえるかもしれないけれど、亀の甲より年の功と言わせて頂きたいのであるが。

この分野、なかなか生涯現役というわけにはいかないようであるよ。




放歌高吟が炸裂。



雨降らし男の十八番であるが、幼い孫の目にはどう映るのだろうか。




寝言は寝て言うものであるから、多少の事は大目に見なければならない。

僕は優しいのである。





明日は釣りを休んで、久しぶりに手打ち蕎麦でもやろうかね。
  


Posted by SFM at 19:55Comments(4)釣り師の日常

2020年09月03日

WDシューズの寿命は短い

持って生まれた貧乏性。

釣り具や衣類の物持ちの良さは自身でも呆れちゃう。

ほとんど買い替える必要がないのであるが、そうも言っていられないのが沢靴である。

前述のとおりの貧乏性。
せかせか歩き回る釣りばかりやっているせいか、靴が持たないのは仕方がない。

そんなわけで、沢靴に関しては何足も試さざるを得なかったけれど、最近の沢靴の強度に関してはどれをとってもほぼ同等というのが僕の所感。


何度目の補修だろうか。









まあまあ。
贅沢は言わないから。
禁漁までは持ち堪えてほしいところ。

  


Posted by SFM at 21:39Comments(2)釣り師の日常