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2017年08月31日

乙見峠を越えて朝風呂・雨飾山周回

乙見峠は何度か近くまで行っていながら越えてみたことが無いから、いつか通ってみたかったのだけれど、三年前の大きな地震で通行止めになっていた。

それが今は通れることになったらしい。
行ける時に行っておかなければ・・・。
いそいそと出掛けてみた。
僕にとって林道は単車の妙味でもある。

取り付きは妙高側から。
笹ヶ峰を過ぎて真川に架かる橋。


ここから林道らしくなる。

峠の核心はトンネル。
地形を見るとボックスカルバートのような目的のトンネルではないだろうか。


どれどれ、トンネルを抜けると・・・。


思ったとおり。
白馬岳から北アルプスの北端。


小谷側は開放感がある。
天狗原山への尾根筋に違いない。


ここで今日の主役の登場。


雨飾山は形が良い。
麓から見上げても、周囲の山から見下ろしてもなぜか良い。

山頂の記憶は五年前、文化の日だったのに、三十cmの積雪とエビの尻尾しかないけれど。

次は朝風呂だ。
峠を越えてきた身体にこの温泉は堪えられない。


さて、通常なら県道を中土の方へ下ることになるだろうけれど、折角のオフロードだから大網から姫川温泉に出てみよう。

林道のゲートは開いている。


雨飾山の周囲を巻いて下る。
この岩場がフトンビシに違いない。
至近距離から。


反対側の大渚山も立派に見える。


姫川温泉の交差点。
道端のこの滝は温泉である。


姫川沿いに根知駅へ。


大糸線の時刻表。


今はただの無人駅だけれど、しばしば紀行文に書かれていた駅だから一度立ち寄ってみたかった。

糸魚川に出てからは海沿いを東へ。


山国根性の染み付いた岩魚釣り師にとっては海も漁港も馴染みがない。



しばらく眺めていたいけれど、海辺の蒸し暑さに耐えかねてそそくさと走り始めなければならない。

二十年振りの富倉峠。


ずいぶん道が良くなった。
今は峠道の風情は全く無い。

飯山側に下ると蓮の畑。


須賀川を通って帰ろう。
高社山をいつもの反対側から。


北志賀でほんの少し道草。
ここでは大勢の善男善女たちが整然と箱詰めされ、空中をぶら下げられつつ高所へ運ばれていくのである。


最後はこの温泉で一日が終わる。

  


Posted by SFM at 19:08Comments(0)釣り師の日常

2017年08月29日

わかっちゃいるけど、やめられねぇ

さて、テキーラである。
夏の暑さはイヤだけれど、この味はなぜか冴える。

独特のクセがあるから、好き嫌いが分かれるところだと思うけれど僕は好きだ。

汗だくで家に帰ったらまずシャワー。

本番を始める前に一杯だけ。

ビンも酒器も冷凍庫でギチギチに冷やしたヤツを。

塩気を効かせつつ。


多分これ、体にいいワケない。

わかっちゃいるんだけど。
  


Posted by SFM at 19:53Comments(0)釣り師の日常

2017年08月26日

偉そうに蕎麦の講釈を垂れる岩魚釣り師

今回打ってみたのは茨城県産の蕎麦粉で、常陸秋という品種。
けっこう有名な蕎麦粉らしい。

実をいうと、今まで北海道産と信州産の蕎麦粉しか使ったことがない。
蕎麦粉を仕入れに行く製粉工場が取り扱っている国内産の粉がその二県のものだったからで、僕自身がそれほど産地にこだわっているわけではない。

今、市場に出回っている玄蕎麦は、昨年収穫された蕎麦なのだけれど、多くの蕎麦の産地が台風や大雨などで不作だった中で、茨城県では収穫が安定していたそうなのである。
そんな事や、他にもこんな事、あんな事などがあって、要するに僕にも常陸秋の粉で打ってみる機会ができたのである。



さてさて。



僕の拙い技術を差し引いて、ではあるが・・・。
この常陸秋、なかなかの蕎麦だと思う。
十分に主役を張る実力がある。
腕のいい本職がやったら相当な覇気を纏うに違いない。

素人の分際で、偉そうな事を言える立場ではないが・・・。

蕎麦の打ち上がりの良し悪しは、打ち手の腕前によるところが大きいだろうけれど、それ以上にこの蕎麦粉を出荷している製粉工場の技術、玄蕎麦の保管方法、温度管理などに助けられているに違いないと思えてくる。

例年だと来月あたりに新蕎麦が出るのだけれど、今年はどうなるかな。

僕が仕込む蕎麦つゆは、今までとは一味違う。
多分。
  


Posted by SFM at 16:47Comments(0)釣り師の日常

2017年08月17日

山と渓谷9月号

まもちゃんという古い友人がいる。
彼の紀行文が今月発売の「山と渓谷」に掲載されることになったそうである。

早速、書店に出向いて立ち読みをしてみるとあったあった。
「野生の落とし物」という山行記が掲載されている。

数年前に、山屋をやっていると聞いたことがある。
ふむふむ、夫婦の仲睦まじい様子が見て取れる。
何より元気そうで良かった。

商売柄、当分は休みが合わないけれど、いつか彼と一緒に山を歩けるだろうか。
いやいや・・・、仲良し夫婦の邪魔をしてはいけない。

写真はイメージだけれど,きっとこんな景色だったんだろうと想像する。



  


Posted by SFM at 19:33Comments(2)釣り師の日常

2017年08月14日

妙高山へ、おだてられなくても山に登る釣師


僅かな時間を見つけてこまめに寝転ぶ煎餅布団のおかげかどうか、少し身体が楽になった。
本調子ではないけれど、寝転んでばかりいてはいけない。

のんびりと山でも歩こう。
妙高山にでも行ってみよう。
頸城三山はどれも僕の好きな山だ。
家からもけっこう近い。

天気は今一つ、眺めは期待できない。
まあいい。
降らなければ。

この日は、標高を上げても息苦しいほど湿度が高い。
風も無い。
何より僕の足取りが覚束ない。
こんなことで大丈夫だろうか。

いやいや、この程度の山行ぐらいはホルモンのバランスが崩れていても(多分)、難なくこなせなければ岩魚釣り師の沽券にかかわる。

自身に鞭を打って自身で喘ぐ。

ほんの一時だけ雲が切れた。
山頂直下の岩場。


南峰。


日本岩


北峰。


写真では判りづらいけれど眺望はゼロ。
火打山ぐらい見えてもいいのに。

足元に咲いている白っぽいやつ。


毒のあるやつ。


北峰には僕の指定席がある。
度数高め。7%。


この時だけは魂が生き返る。
あとは野となれ山となれ。

この山は所々で硫黄などの鉱物の香りが立っている。
下山した時の温泉への期待が高まる。

この滝下にも小さな湯舟があるけれど、お湯が張られていた試しがない。
いつか浸かってみたいと思いながら何年も過ぎてしまった。


ここはぬるめの濁り湯。


のぼせないから長湯できる。
うつらうつらしてみたりする。

家に帰っても度数高め。


これだけで成仏できる。
身体から硫黄の香りを放ちながら。
  


Posted by SFM at 19:18Comments(4)トレッキング

2017年08月12日

「八月や、六日、九日、十五日」

お盆というこの季節は、岩魚を鉤に掛けることに気が引ける。
出方が渋くなるから、釣りの効率が悪いせいもあって溪には出向かないけれど、気持ちの問題も多分にある。

先日、僕には場違いとは思いつつ、縁があって観に出かけた邦楽の演奏会。


来賓の某市の教育長サンが紹介したこの句。

「八月や、六日、九日、十五日」

以前、新聞などで取り上げられたことがあったらしい。

人を、争い事から引き離すことができるのは質の高い文化なのだそうである。

毛鉤を巻いて溪魚を釣ることを文化と呼んでいいのだろうか。
僕にはこれぐらいしか能が無いのだけれど・・・。

草いきれの中でやぶ蚊に刺されながらループを確かめつつ。

  


Posted by SFM at 19:29Comments(2)釣り師の日常

2017年08月08日

男にも更年期障害がある・・・。と思う、多分。

実を言うと、更年期障害のこと自体をほとんどわかっていないのだけれど。

三年ほど前、「男の更年期障害じゃない?」とカミさんが言う。
「うまく付き合った方がいいらしいよ。」だそうである。

ちらりと調べてみるといくつか思い当たるフシがある。

毎年、春の終りから初夏になる頃に出ていたのだけれど、今年はその兆しもなく、存分に沢釣りに勤しんでいたら、ここにきて出てしまった。

加えてこのイヤな暑さ。
さて、どうしよう。
むくむくとした入道雲が恨めしい。


経験上、こんなときは無理をしてはいけない。
なるべく涼しいところを見つけてゆるりと横になりつつ、ほんの少しだけお酒の力も借りて、心穏やかに過ごすしか無いのだけれど、そうそう思い通りにならないのが世の常でもある。
嘘にもハチにも仕事をしているフリぐらいはしなければならない。
それはそれで案外楽じゃない。

これ、もしかして岩魚たちの恨み節だろうか。

頂き物の生酒と締め鯖の和え物に救われる。

  


Posted by SFM at 20:47Comments(0)釣り師の日常

2017年08月04日

谷田部みね子ちゃんが送られて来ちゃった。

日頃からDMの類に目を通すことは殆どない。
仮に、封筒に「重要なお知らせ」と書かれていても、差出人にとっては重要かもしれないけれど、僕にとってはどうでもいい用事がほとんどだ。

先週、沢釣りに一区切りついて、僕は自堕落な日々を過ごしている。
さて、いつものように何通かのDMをゴミ箱に放り込もうとしたのだけれど、某国営放送局から送られてきた封筒が目に留まってしまった。

これである。
谷田部みね子ちゃんである。


茨城弁で、「お父さん・・・。私、捨てられちゃいます・・・。」
などと、言い出すのではあるまいか。

困ったことになっちまった。
この子は普通にかわいい。
この封筒は罪である。

さてさて、どうしたものか。
  


Posted by SFM at 20:00Comments(2)釣り師の日常