2020年01月30日
スポーツ選手は日本語を学び直さなければならない
この国のスポーツ選手には、プロ、アマを問わず、観衆に夢や感動などという曖昧なものを「与えて」いるつもりになっている手合いがけっこういるようである。
笑止千万である。
僕は乞食ではない。
源流王である。
スポーツ選手如きに施しを受けるようでは岩魚釣り師の沽券に関わる。

先頃の施政方針演説にも、東京五輪を世界中に感動を「与える」大会にするという発言があったけれど、日本語には正しい使い方があるのではないだろうか。
笑止千万である。
僕は乞食ではない。
源流王である。
スポーツ選手如きに施しを受けるようでは岩魚釣り師の沽券に関わる。
先頃の施政方針演説にも、東京五輪を世界中に感動を「与える」大会にするという発言があったけれど、日本語には正しい使い方があるのではないだろうか。
2020年01月26日
インフルエンザがやってきた
前回の投稿で、
「冬の寒さはキャスティングの練習をサボる理由にはならない。」
などと大口を叩いておきながら。
結局のところ。
対峙することになったのはインフルエンザA型である。

処方された飲み薬を二粒飲むだけで治療はおしまい。
二日ほどで熱が下がる。
それまでは悪寒に震え、体の節々の痛みに耐える。
要するに、眠っちまうのが一番である。
偉そうなセリフを吐いたところで、釣り師の末期なんてこんなものである。
外出を禁じられ、お粥を啜る日々。

実を言うと、僕はお粥が嫌いではない。
病人のくせに贅沢を言ってはいけないけれど、ソース焼きそばなどよりお粥の方が余程いい。
さて。
僕が部屋に引き籠ってお粥を啜っている頃。
遠くの釣り堀に出掛けて行った男が二人いるようである。
「冬の寒さはキャスティングの練習をサボる理由にはならない。」
などと大口を叩いておきながら。
結局のところ。
対峙することになったのはインフルエンザA型である。
処方された飲み薬を二粒飲むだけで治療はおしまい。
二日ほどで熱が下がる。
それまでは悪寒に震え、体の節々の痛みに耐える。
要するに、眠っちまうのが一番である。
偉そうなセリフを吐いたところで、釣り師の末期なんてこんなものである。
外出を禁じられ、お粥を啜る日々。
実を言うと、僕はお粥が嫌いではない。
病人のくせに贅沢を言ってはいけないけれど、ソース焼きそばなどよりお粥の方が余程いい。
さて。
僕が部屋に引き籠ってお粥を啜っている頃。
遠くの釣り堀に出掛けて行った男が二人いるようである。
2020年01月20日
フライキャスティングを練習する釣り師は不審者と思われても仕方がない
僕がキャスティング練習に利用していた公園は台風19号の被災地の核心部である。
山積みだった災害ゴミの搬出を先頃終えたところである。
以前の芝生は見る影も無いけれど、こればっかりは仕方がない。

復旧や復興には長い時間が必要には違いないけれど人は年を取る。
その辺りも勘定に入れておかなければいけないのではないだろうかと思えてくる。

休日の昼下がり。
少し遠いけれど、出掛けて来たのは人工芝の広場。
利用者がいた試しがない。

一般人の目には、陸の上でサオを振る釣り師の姿など相当に不可解に見えるに違いない。
そもそも、釣り姿を容易く他人様に見られるようでは岩魚釣り師としては不適格であると僕は思う。
冬の寒さはキャスティング練習をサボる理由にはならない。

山積みだった災害ゴミの搬出を先頃終えたところである。
以前の芝生は見る影も無いけれど、こればっかりは仕方がない。
復旧や復興には長い時間が必要には違いないけれど人は年を取る。
その辺りも勘定に入れておかなければいけないのではないだろうかと思えてくる。
休日の昼下がり。
少し遠いけれど、出掛けて来たのは人工芝の広場。
利用者がいた試しがない。
一般人の目には、陸の上でサオを振る釣り師の姿など相当に不可解に見えるに違いない。
そもそも、釣り姿を容易く他人様に見られるようでは岩魚釣り師としては不適格であると僕は思う。
冬の寒さはキャスティング練習をサボる理由にはならない。
2020年01月15日
岩魚釣り師の蕎麦事情
海でタコを釣った翌日。
相も変わらず手打ち蕎麦である。
とりわけ蕎麦の風味が乗ってくるのがこの季節。
しかも湿度、気温、蕎麦を打つ条件としては申し分ない。
蕎麦嫌いの諸氏には申し訳ないけれど、今、蕎麦をやらなければ損なのである。
余談であるが。
梅雨時などの多湿な季節にはいい蕎麦が打ちにくくなるけれど、どうにか仕上げるところが本職の技であると僕は思う。
何事もカタチから入るKONちゃんが打つ。

彼の得意技は見切り発車である。
そこに歯止めを掛けるのがB場ちゃんの得意技であるが、この日は欠席である。
中和と言うか、相殺と言うか、その辺りが心許ないのは僕の私感である。
さて。
何事もカタチに拘らない僕も打たなければならない。


はっきり言って、蕎麦打ちというものは特殊能力ではない。
敷居が高く思われがちであるが、根気よく練習を続けるとそれなりの蕎麦が打てちゃうのである。
蕎麦に関しては、カリスマ性云々は幻想であると思うのは僕の私感である。
けれど、手抜きをすればすぐばれる。
そこに人間性が表れる。

釣友たちを見送った後。
僕は残業をしなければならない。
手打ち蕎麦16人前。
ここから先はプロの領域。


相も変わらず手打ち蕎麦である。
とりわけ蕎麦の風味が乗ってくるのがこの季節。
しかも湿度、気温、蕎麦を打つ条件としては申し分ない。
蕎麦嫌いの諸氏には申し訳ないけれど、今、蕎麦をやらなければ損なのである。
余談であるが。
梅雨時などの多湿な季節にはいい蕎麦が打ちにくくなるけれど、どうにか仕上げるところが本職の技であると僕は思う。
何事もカタチから入るKONちゃんが打つ。
彼の得意技は見切り発車である。
そこに歯止めを掛けるのがB場ちゃんの得意技であるが、この日は欠席である。
中和と言うか、相殺と言うか、その辺りが心許ないのは僕の私感である。
さて。
何事もカタチに拘らない僕も打たなければならない。
はっきり言って、蕎麦打ちというものは特殊能力ではない。
敷居が高く思われがちであるが、根気よく練習を続けるとそれなりの蕎麦が打てちゃうのである。
蕎麦に関しては、カリスマ性云々は幻想であると思うのは僕の私感である。
けれど、手抜きをすればすぐばれる。
そこに人間性が表れる。
釣友たちを見送った後。
僕は残業をしなければならない。
手打ち蕎麦16人前。
ここから先はプロの領域。
2020年01月11日
岩魚釣り師が海に出た
海釣りは若い頃にサビキで豆アジを釣って以来、かれこれ四半世紀以上ご無沙汰である。
この冬。
故あって。
岩魚釣り師は海に出なければならない。
さて。
海に出るのはいいけれど、一体どうやって出たらいいのだろうか。
そんな僕を見かねて海に連れて行ってくれたのはB場ちゃんである。
こんな時は余計な口出しは禁物である。
人任せで無責任な釣りではあるけれど。
たまにはネ。
道中、彼に聞くところによると。
海には潮というものがある。
上げ潮、下げ潮、それぞれにチャンスがある。
潮の天井や底では釣果を得るのは難しいようである。
そのあたりの指標は緩やかなカーブを描く曲線で示され、一目瞭然のアプリなども出回っているそうである。
要するに、のべつまくなしに釣っていればいいってもんじゃないらしいのである。
知らなかった。
山国の岩魚釣り師は世情に疎いとは言え、何から何までおんぶに抱っこ。
この体たらく、源流王の覇気など見る影もない。
明け方。

釣り支度をするB場ちゃんとKONちゃん。

この二人は誹謗中傷の応酬がよく似合う。
見ている僕は心が和む。
さて。
釣れてくれれば相手は誰でも構わない。
日頃から、謙虚さを身上とする岩魚釣り師としては、贅沢を言う心算などは毛頭無いのであるよ。
下げ潮の局面ではフグである。

上げ潮の局面ではタコである。

後にも先にも僕の釣果はこれだけである。
敢えて多くは語るまい。
貧果に喘ぐ真冬の日本海は心底堪える。
寒さに耐え、根気よく釣りを続けるB場ちゃん。

車内に逃げ込むKONちゃん。

釣り師の本性が見て取れる。
問題はこの後である。
思いがけず、生まれて初めてタコの活き締めをやらざるを得なくなっちゃったのである。
後は野となれ山となれとしか言いようがない。

タコには気の毒であるが、大量の塩を使ってぬめりを落とす。

この段階ではまだ生きている。
ここで生タコの薄造りといきたいところであるが、僕のウデでは心許ない。

さらに気の毒ではあるが、煮えたぎった熱湯で一風呂浴びて頂かなければならない。

これにて一件落着。

この冬。
故あって。
岩魚釣り師は海に出なければならない。
さて。
海に出るのはいいけれど、一体どうやって出たらいいのだろうか。
そんな僕を見かねて海に連れて行ってくれたのはB場ちゃんである。
こんな時は余計な口出しは禁物である。
人任せで無責任な釣りではあるけれど。
たまにはネ。
道中、彼に聞くところによると。
海には潮というものがある。
上げ潮、下げ潮、それぞれにチャンスがある。
潮の天井や底では釣果を得るのは難しいようである。
そのあたりの指標は緩やかなカーブを描く曲線で示され、一目瞭然のアプリなども出回っているそうである。
要するに、のべつまくなしに釣っていればいいってもんじゃないらしいのである。
知らなかった。
山国の岩魚釣り師は世情に疎いとは言え、何から何までおんぶに抱っこ。
この体たらく、源流王の覇気など見る影もない。
明け方。
釣り支度をするB場ちゃんとKONちゃん。
この二人は誹謗中傷の応酬がよく似合う。
見ている僕は心が和む。
さて。
釣れてくれれば相手は誰でも構わない。
日頃から、謙虚さを身上とする岩魚釣り師としては、贅沢を言う心算などは毛頭無いのであるよ。
下げ潮の局面ではフグである。
上げ潮の局面ではタコである。
後にも先にも僕の釣果はこれだけである。
敢えて多くは語るまい。
貧果に喘ぐ真冬の日本海は心底堪える。
寒さに耐え、根気よく釣りを続けるB場ちゃん。
車内に逃げ込むKONちゃん。
釣り師の本性が見て取れる。
問題はこの後である。
思いがけず、生まれて初めてタコの活き締めをやらざるを得なくなっちゃったのである。
後は野となれ山となれとしか言いようがない。
タコには気の毒であるが、大量の塩を使ってぬめりを落とす。
この段階ではまだ生きている。
ここで生タコの薄造りといきたいところであるが、僕のウデでは心許ない。
さらに気の毒ではあるが、煮えたぎった熱湯で一風呂浴びて頂かなければならない。
これにて一件落着。
2020年01月08日
フライパッチにはワケがある
このフライパッチは三重県のZEROさんの手製。

ZEROさんはKaz13さんの釣友。
https://style0.naturum.ne.jp/e3298374.html
実のところ面識は無い。
つい先頃、kaz13さんの投稿で知ったこのフライパッチが気に掛かり、真似をして作ってみようかな、などとコメントしてから間もなく。
ZEROさんが見ず知らずの僕などのためにわざわざ作って下さったのである。
釣り師に悪人はいない。
いるとすれば僕ぐらいではないだろうかと思うのがこんな時。
さて。
いくつもフライボックスを持ち歩きたい気持ちはよくわかるけれど、ここに収まるだけの毛鉤を入れて出掛けてみるのはいかがであろうか。
釣れる時には釣りまくる。
釣れない時は仕方がない。
言い訳は一切なし。
そんな身軽な釣りもいいじゃないかと僕は思う

ZEROさん、ありがとうございました。
ZEROさんはKaz13さんの釣友。
https://style0.naturum.ne.jp/e3298374.html
実のところ面識は無い。
つい先頃、kaz13さんの投稿で知ったこのフライパッチが気に掛かり、真似をして作ってみようかな、などとコメントしてから間もなく。
ZEROさんが見ず知らずの僕などのためにわざわざ作って下さったのである。
釣り師に悪人はいない。
いるとすれば僕ぐらいではないだろうかと思うのがこんな時。
さて。
いくつもフライボックスを持ち歩きたい気持ちはよくわかるけれど、ここに収まるだけの毛鉤を入れて出掛けてみるのはいかがであろうか。
釣れる時には釣りまくる。
釣れない時は仕方がない。
言い訳は一切なし。
そんな身軽な釣りもいいじゃないかと僕は思う
ZEROさん、ありがとうございました。
2020年01月04日
釣り師のための酒の肴
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末年始は着の身着のまま。
ほとんど寝巻きにサンダル履きで過ごしてしまった。
神社仏閣などには一切出掛けずに、足繁く通ったのは湯屋である。

賽銭や浄財などの使途は不明瞭であるが、湯銭の費用対効果は堅実であると僕は思う。
ただボーッと湯に浸かる日々。
湯けむりに浮かんで来たのは、このようなブログにも拘わらず、わざわざ訪ねて下さる貴重な読者像。
中年を過ぎた気の良い釣り師。
東西南北どちらを向いても男ばかり。
多かれ少なかれ酒類を嗜まれるに違いない。
女人禁制を敷いているわけではないけれど、女性の気配は感じられない。
そこで、お手軽な酒の肴の作り方などは如何であろうか。
貝ひもの揚げ物。
不器用な僕でもどうにかなっちゃう一品。

薄塩で下味をつけたら一時間ぐらいの放置プレイ。
キッチンペーパーで水気を吸い取ってから、カタクリ粉をまぶして揚げるのであるが、くれぐれもカリカリに揚げなければならない。


たったこれだけである。
この揚げ物は醸造酒であれ、蒸留酒であれ、どんな酒類でも大丈夫なのである。

因みに。
ホタテの貝ひもは100gあたり税別119円だから、原価は90円ぐらいであるよ。

今年もよろしくお願いします。
年末年始は着の身着のまま。
ほとんど寝巻きにサンダル履きで過ごしてしまった。
神社仏閣などには一切出掛けずに、足繁く通ったのは湯屋である。
賽銭や浄財などの使途は不明瞭であるが、湯銭の費用対効果は堅実であると僕は思う。
ただボーッと湯に浸かる日々。
湯けむりに浮かんで来たのは、このようなブログにも拘わらず、わざわざ訪ねて下さる貴重な読者像。
中年を過ぎた気の良い釣り師。
東西南北どちらを向いても男ばかり。
多かれ少なかれ酒類を嗜まれるに違いない。
女人禁制を敷いているわけではないけれど、女性の気配は感じられない。
そこで、お手軽な酒の肴の作り方などは如何であろうか。
貝ひもの揚げ物。
不器用な僕でもどうにかなっちゃう一品。
薄塩で下味をつけたら一時間ぐらいの放置プレイ。
キッチンペーパーで水気を吸い取ってから、カタクリ粉をまぶして揚げるのであるが、くれぐれもカリカリに揚げなければならない。
たったこれだけである。
この揚げ物は醸造酒であれ、蒸留酒であれ、どんな酒類でも大丈夫なのである。
因みに。
ホタテの貝ひもは100gあたり税別119円だから、原価は90円ぐらいであるよ。