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2020年10月26日

魚偏に秋と書いてカジカ

先頃覚えて味をしめちゃったカジカ釣り。

カジカに逢いたくて悶々と過ごす日々。

小綺麗なお姉さんなどこの際どうでもよろしい、などと言ってしまえば身も蓋もないけれど、要するにそういうことなのである。
今、この時。
心底逢いたいのは素朴な小魚である。


そこで、釣り師一同が相集い、膨大な情報を収集、厳密な分析を経て川を選択。
この日、漸く釣行に漕ぎつけたのであるが。
三人寄れば文殊の知恵と言うけれど、所詮は釣り師。そうそう大した知恵などが出るワケもない。
結果的には木端微塵である。

期待が失望に変わる秋の一日。





B場ちゃんが釣った一匹。




僕が餌に使う川虫を採っている時に網に入った稚魚。




後にも先にもこれだけである。

KONちゃんの釣果はゼロである。



ごく僅かにカジカがいることはわかったけれど、それほどいるわけではないこともよくわかった。

まあいい。
相手はカジカ。
残りの釣り師人生、気長にいこう。



さて。
この川に似つかわしくない魚影を発見したのは苦労人のB場ちゃん。

三人で役割を分担して網に追い込んで掬ってみると43cmの立派なニジマス。





ただただ右往左往しただけの一日。

散々な釣果を引きずりつつも、どこか満たされた心。
こんな気持ちはいつ以来だろうか。

一人だったらこうはいかない。

不器用な岩魚釣り師たちの禁漁期はまだ始まったばかり。

先は長いネ。


僕にとっては大盤振る舞いの膳。

自家製シメサバの炙りと貝ひもの揚げ物。



  


Posted by SFM at 19:50Comments(4)他の釣り

2020年10月21日

食卓のスズメバチ

一度やってみたかった一品。
盛んなるスズメバチの成虫。
これの揚げ物。




難しいことは何もない。
微塵もためらうことなくこれを素揚げにするだけであるよ。




一方では、悪食にも程があるという声は十分承知しているけれど、むしろ、やむを得ない事情で厭々ながらとは言え、パンケーキやアイスクリームなどをやった後は、例外なく胸やけて困っちゃうのであるから、そのようなご指摘は当たらないわけで、要するに全く問題ないと思うところである。


さて。
肝心の味はどうか。




豆カニや小エビの揚げ物をご想像頂ければよろしいかと思う。
カリカリ、サクサク。
甲殻類の香ばしさ。
微かな征服感。

釣り師なら一度はこれで一杯おやりなさい。
なんて思えてきちゃう。



よもや、このような真似をされるご奇特な御仁はそうはいないと思うけれど、スズメバチの捕獲に際しては十分な安全対策を実施されますように。
念のため。

  


Posted by SFM at 20:26Comments(2)釣り師の日常

2020年10月19日

貉の死骸 カラス肥ゆる秋

釣りに行けばそれなりに疲れるけれど、行かなければもっと疲れる。
屁理屈と思われても仕方ないけれど心底疲れた。
そのあたりが釣り師の摂理であると思い知る週末の午後。


道脇の黒い塊はカラスの群れ。
近付くと忽ち散り散りになって核心部が残る。

貉の死骸である。



いずれ、食べ尽くされて白骨になるだろうけれど、カラスにとってはこの上ない御馳走である。


傍らにはおいしいところを選んで突っつかれたリンゴの実。





僕の体は少々嵩張るから、週に一度ぐらいは体を伸ばして風呂に浸かりたい。




さて。
今夜は何で一杯やろうかね。
  


Posted by SFM at 20:51Comments(0)釣り師の日常

2020年10月14日

源流釣り師が釣る外来魚

禁漁期の慰みと言ってはナンだけれど、この日に出向いた釣りモノは外来魚。




現地で聞く所によると、鵜の影響で今年は外来魚が減ったそうで、さらに減水、ニゴイの増加など、逞しき外来魚もそう安泰ではいられないそうである。


ドライの先にニンフを結ぶ。

ドライを食った。




ニンフを食った。




賛否両論は承知の上であるけれど、実を言うと素手で触るのはイヤなのである。



さて。
問題はこのボートに乗った男女である。






何度も同じところを回遊しているのだけれど、決まってプレゼンテーションをする鼻先を通過するのであるから、その気でシュートしたら釣れちゃいそうで、気色悪いったらありゃしない。



僕は源流王であるから、外来魚の釣果などはどうでもいいのだけれど。
物事の善悪は別として。
人生の大半を外来魚の釣りに注ぎ込んでおられる諸氏の腸はさぞかし煮えくり返っているに違いない。
ボートに乗った件の男女にはそのあたりに配慮する神経は無さそうであるが。
その辺り、いかがであろうか。



夕方までやり過ごせば、もっと食いが立つような気もするけれど、僕は早く温泉に入りたい。





頂き物尽くしの膳。



釣りをやってて良かった。  


2020年10月10日

クロスズメバチの幼虫で一杯

週末の晩酌。
とっておきの一品。



これをご存知だろうか。



ヂバチ(クロスズメバチ)の幼虫。
いわゆる蜂の子である。


諸事情により、蜂の子の缶詰には迂闊に手が出せないのであるが、実は頂き物なのである。






温かいご飯に混ぜると蜂の子ご飯になるけれど、それは少々勿体無い。


ヂバチに限らず、スズメバチやアシナガバチでも、巣を攻め落とした暁には、幼虫をほじくり出してフライパンでこんがりと炒ってから熱いうちに塩を振ると最高の肴になる。


お食事中の読者諸氏には恐縮ながら、この日の僕の食事はこういうことなのである。
  


Posted by SFM at 08:45Comments(4)釣り師の日常

2020年10月04日

これで最後にしよう ウェーダーの補修

先日、フェルト底が剥がれてしまったウェーダー。
実は漏水もしているようである。

ブーツフットウェーダーは着脱が楽だから何かと重宝なのである。

セメダインスーパーXが大活躍をする。
仮に、アクアシールを使っていたらどれほどの費用がかかるだろう。







傷む箇所は決まってゴムと布のつなぎ目あたり。

その他は上も下も全く健康そのものだから、つい捨てられずに何度も補修を繰り返してきたけれど、今度駄目になったらお仕舞にしようかね。


さて。
実は、僕は日頃からウェーダーを胴長とかバカ長と呼んでいるのであるが、釣具メーカーや小売店がそのように表記したところをついぞ見たことが無い。

「最先端の透湿防水素材を使用したバカ長、未体験の快適な釣りを。」
やっぱり駄目か。



野暮用で出向いたお寺。

ふと、甘い香り。
どこか懐かしい。



ああ、キンモクセイだね。




  


Posted by SFM at 19:26Comments(4)釣り師の日常