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2021年11月14日

賞味期限切れの釣り師たち

我が釣友たちが等しく直面しているのが高齢化である。

足の痺れ、腰痛、膝の軟骨の磨耗、痛風、いちいち数え始めたらキリがない。

ほんの撫でた程度の釣行にも拘わらず、一週間以上も日常生活に支障が出たなどと聞けば、釣り場に立たせるのは酷である。
僕はそこまで鬼ではない。

けれど、この時代にクルマ横付けで溪魚が釣れるような都合の良い場所がそうそうあるわけもなく、釣り場に介護制度はない。

要するに、山岳渓流に限っては、彼らの釣り師人生はほぼ閉じられちゃったわけである。

精力的に買い集めた釣り具を弄んだり、孫と戯れて元々細い眼をさらに細めたりして、残された時間を穏やかに過ごすことを願うところである。

そうは言っても、遅かれ早かれ僕自身もそうなるわけである。

「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの。」
「来た道 行く道 二人旅 これから通る今日の道 通り直しの出来ぬ道。」

前置きが長くなったけれど。
自身の老後そっちのけで、親の世代の介護問題に身を削る前途多難な世代。

そんな釣り師たちのささやかな宴である。




湯上りに、旨い料理と地酒が沁みる秋の夜長。









宴たけなわの頃合い。
H田サンが持ち出してきた竹竿。



このH田サンという御仁には、会うたびに違ったサオを見せつけられる。
一体どれだけのサオを抱え込んでいるのだろうか。



このところ、KONちゃんの放歌高吟は極めて長時間に及ぶ。



敢えて口には出さないけれど、隣地境界点で50~60デシベルを超えると騒音規制法や環境基準法などに抵触するのではないだろうか。


一方、他愛なく寝入ってしまったB場ちゃん。
日頃の疲れだろうか。




北信濃の冬は長い。

辛い季節が始まるネ。

年が明けたらまたやろうや。

お湯はいつでも湧いている。
  


Posted by SFM at 18:00Comments(2)釣り師の日常