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2018年07月08日

釣果の無いフライフィッシング

ここは以前に足繁く通った川である。

ところが、けっこう山奥にも拘らず入渓が容易なせいか、近年ではすっかり売れっ子になっちゃって、大勢の釣り客が揃って上流を向いて数珠繋ぎになることも度々なのである。

岩魚は豊富に棲んでいても、釣りにくくなるのは当たり前である。

そんなこともあって、僕の足は自然に遠のいた。

そうは言いつつも、この川の潜在能力はやはり健在である。






いつの日か、源流行の足取りが覚束なくなったときに、僕が帰って来るところは多分この川だと思う。

手頃な石に腰掛けて、若い釣り師たちに笑顔で先を譲る。
頃合いをみて、重くなった腰を上げ、サオ抜けした木っ端岩魚をヒラヒラと釣る。

そんな老釣り師に僕はなる・・・予定なのである。




さて、大口を叩いておきながら、この日の釣果はゼロである。

今年の梅雨明けは早すぎた。
そこで、長雨の後の増水を当て込んで出掛けてきたのであるが、平水のままである。
期待は外れた。

相方のB場ちゃんにも岩魚は釣れなかった。




フライロッドは渓魚を掛けるための道具である。
ただ振り回していればいいってもんじゃないのであるよ。
恥ずかしながら、この日の僕には無用の長物と言わざるを得ない。




まあいい。
たまに帰ってきた放蕩息子がそう長居をするもんじゃない。
いずれ、またお呼びがかかる。
こんな時は早めに立ち去るに限る。


差し当たり、温泉とビールがあればどうにでもなる。








今回の大雨で被害に遭われた皆様におかれましては、心よりお見舞いを申し上げます。