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2023年03月19日

解禁日の情景

大勢の釣り師が立ち並ぶ解禁日の里川。





小心者の釣り師ゆえ、このような人混みに割り込むなんて僕には無理である。

釣り師たちの観察をしつつ、通りかかった年配の監視員を呼び止めて、思いつくままに放流状況、今後の放流計画、遊漁者のタチの良し悪し、漁協の内情、その他諸々。
その類のことを尋ねたりして教授を賜る。
誘導尋問ではない。
この漁場を司る監視員の声に丁寧に耳を傾ける釣り師かここにいる。

間もなく釣り師たちが次々と帰っていくあたりを察するところ、いずれも釣果は芳しくなさそうである。
いずれもゼロに近い貧果に違いない。

帰り支度をしていた釣り師の一人が、「やってみなさいよ」と僕をけしかける。
エサのイクラまで分けてくれちゃう至れり尽くせり。

そのようなわけで、対岸の細流が流れ込んでいるヨレにイクラを流し込んでみると手頃なニジマスが次々と釣れてくる。





見れば、スーパーの鮮魚売り場に並べられているニジマスそのものである。
養魚場の生簀で泳いでいたところを、何かの巡り合わせで昨日この川に運ばれてきたわけである。

それなら、わざわざ川に放して釣る必要はない。
生簀で釣っても結果は同じである。
などと言ったら怒られるだろうか。

まあいい。
せっかくの解禁日。
あまりひねくれたことを言わずに、時には少しばかり手間を掛けてみようかね。



  


Posted by SFM at 20:08Comments(4)他の釣り