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2017年08月14日

妙高山へ、おだてられなくても山に登る釣師


僅かな時間を見つけてこまめに寝転ぶ煎餅布団のおかげかどうか、少し身体が楽になった。
本調子ではないけれど、寝転んでばかりいてはいけない。

のんびりと山でも歩こう。
妙高山にでも行ってみよう。
頸城三山はどれも僕の好きな山だ。
家からもけっこう近い。

天気は今一つ、眺めは期待できない。
まあいい。
降らなければ。

この日は、標高を上げても息苦しいほど湿度が高い。
風も無い。
何より僕の足取りが覚束ない。
こんなことで大丈夫だろうか。

いやいや、この程度の山行ぐらいはホルモンのバランスが崩れていても(多分)、難なくこなせなければ岩魚釣り師の沽券にかかわる。

自身に鞭を打って自身で喘ぐ。

ほんの一時だけ雲が切れた。
山頂直下の岩場。


南峰。


日本岩


北峰。


写真では判りづらいけれど眺望はゼロ。
火打山ぐらい見えてもいいのに。

足元に咲いている白っぽいやつ。


毒のあるやつ。


北峰には僕の指定席がある。
度数高め。7%。


この時だけは魂が生き返る。
あとは野となれ山となれ。

この山は所々で硫黄などの鉱物の香りが立っている。
下山した時の温泉への期待が高まる。

この滝下にも小さな湯舟があるけれど、お湯が張られていた試しがない。
いつか浸かってみたいと思いながら何年も過ぎてしまった。


ここはぬるめの濁り湯。


のぼせないから長湯できる。
うつらうつらしてみたりする。

家に帰っても度数高め。


これだけで成仏できる。
身体から硫黄の香りを放ちながら。
  


Posted by SFM at 19:18Comments(4)トレッキング