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2019年08月17日

尺岩魚 敢えて多くは語るまい

お盆に魚を鉤に掛けるのはどこか気が引ける。

8月や、6日、9日、15日。

やってきたのは台風10号。

実家に顔を出したり、親戚筋の新盆など、お盆の用事は一通り済ませてあるからそう慌てることはない。
わざわざ川の中州に取り残されに出掛ける筋合いはない。

相手は自然系。
対峙するにはコツがある。

台風というものはいずれ頭の上を過ぎ去っていくものである。
何もせず、沈黙を決め込んで、路傍の石になっていればよろしい。
長年にわたり職場で磨き続けた技である。



盆明けの溪。

岩魚の機嫌は相当に悪い。

どれもこれも皮一枚の浅掛かり。






調子に乗って引きを味わっていると逃げられる。
掛け損ねも辛いけれど、綱引きをした挙句に逃げられるのはもっと辛い。
木っ端岩魚はともかく、泣き尺クラスにこれをやられるとけっこう堪える。







さて。
横目で見ているとB場ちゃんの調子は振るわないようである。

理由は単純。
要するにこういうことなのである。





煙を吐いた途端にこのような良型を釣りまくるのは何よりであるが。
僕としては日頃から節煙を心掛けているにも拘わらず、つい、釣られて煙草を喫っちゃうあたり、手放しで喜んで良いものかどうか。



煙の誘惑に抗いつつ岩魚を釣る。









どうにか泣き尺。





最後に出ちゃったのがこの尺岩魚。



毎度の事ながら、釣れてしまったものは仕方がないとしか言いようがない。

敢えて多くは語るまい。


沢筋の友。




お湯の後、第一のビールは師の差し入れ。