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2020年05月08日

アクの強さはお互いさま

人と会う機会を多くしたり、盛り場をうろつくためには常に先立つモノが不可欠である。

今さらながら、このところ叫ばれている自粛生活は、現代社会の底辺で生きて来た岩魚釣り師の日常そのものである。

敢えて多くは語るまい。



さて。
山菜採りに求められるのは蛤の如き口の堅さである。
口が軽いということは、得るものより失うものが多くなるのであって、そのあたり、渓流釣りと同じではないだろうか。
要するに、山菜を摘んでいる姿を人様に見られるようではいけないのである。


今回のお題はコシアブラ。
それなりにアクがあるよ。

これぐらいの開き具合の芽を選んで摘むのであるが、欲張って一本の木からいくつも摘もうなどと思わない方がよろしい。
ツケは翌年に回ってくる。




これは開きすぎである。





ハリギリの芽。
アクの強さにかけてはこの僕を凌ぐ。



けれど、これを天ぷらにしたらどうであるか。
あまり人には教えたくないのが正直なところである。



山椒の芽吹き。



アゲハチョウの幼虫の中には,この葉っぱしか食べないという贅沢者がいるようである。



これはわかるね。






山菜を採った後は下ごしらえをしなければならない。



採り過ぎると自身の首を絞めることになる。

そこは加減というものが肝心である。

山菜の獲り方には、人としての品格が如実に表れると僕は思う。



山で拾ってきた酒の肴。
原価はタダである。




カレーの香りがするつけ塩は、山菜の天ぷらと相性が良いのであるが。
残念ながらうまく作ることが僕には出来ない。
  


Posted by SFM at 19:53Comments(4)釣り師の日常