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2020年11月19日

身も蓋も無いところがワカサギ釣りの妙味

この季節。
魚売り場に並ぶ小ぶりなワカサギを揚げ物でやると堪えられない。




実は、若い頃に何度かワカサギを釣りに行ったことがあって、釣れる時は忙しいけれど、釣れない時はヒマで困っちゃうぐらいヒマなのである。

釣れたと言っても小鉢一杯。
良くて茶碗一杯。
丼一杯を釣るとなると至難の技。


この日の揚げ物の原価はおおよそ100円。

何が言いたいかと言うと、エサに使う紅サシや赤虫より当のワカサギの方が安いのである。
さらに道具や仕掛けなどの備品や消耗品、道中の経費や場所によっては船代がかかる。

100円のワカサギを得るために、どれほどの費用を注ぎ込まなくてはならないのだろうか。

恐らく、ご自身で釣ったワカサギの単価は、一匹あたり数十円から数千円と掴みどころがない。

一見したところ穏やかな風情を醸す釣りのようで、現実は相場師顔負けの世知辛い釣りなのである。


そうは言っても、やってみるとこの釣りはけっこう味わい深いところがあって、食いが立つとつい夢中になったりする。


費用対効果はさておき、広い心で、時にはこんな釣りもいかがだろうか。
  


Posted by SFM at 20:08Comments(2)釣り師の日常