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2020年11月29日

釣り師たちの儚い人生 新蕎麦の香り

禁漁期の釣り師のための新蕎麦祭り。

先ごろ出荷が始まった信州産の新蕎麦は近年に無く良い出来である。

あとは打ち手の腕次第。
問題はそこである。



近道は無い。
何事も地道にコツコツ。
手抜きをすればすぐにバレるよ。



昨今の世情を踏まえ、ささやかに蕎麦を手繰るのであるが、釣り場に立つことが覚束なくなった先の知れた釣り師たちであるから、かそけき香りを愛でる機会はこの先何度訪れることだろうか。



その辺り、いちいち口には出さないけれど、打ち手としての責任は一応感じているわけであるがね。








今年の蕎麦は全国的に大豊作
それなら安くて良質の新蕎麦が出回るだろうと思いたいのが人情であるが、そうは問屋が卸さないらしいのである。

このところ、外食業界全体が振るわなくて、蕎麦店の客足が延びず、去年収穫された蕎麦が捌き切れずに倉庫に山積み。
今年の新蕎麦は行き場を無くして生産者は泣くに泣けないのが実情のようである。
何しろ、一般家庭で消費できる食材でないところがミソである。

そういうわけで新蕎麦の出荷は一ヶ月間の期間限定。
あとは新蕎麦をヒネ(厭な言い方だネ)に混ぜて出荷せざるを得ないそうである。

あまり考えたくはないけれど、仮に、名うての名店を訪ね、長時間の順番待ちに耐えて席につき、新蕎麦の張り紙を見かけたとしても、実際には新蕎麦が使われていない可能性が否定できないのである。

そうは言いつつ、近年では玄蕎麦の保管技術が相当に高まっているそうであるから、そのあたりに期待したいところである。



この延し棒の受けはKONちゃんの手製。



彼には以外に器用なところがあるから、やれば出来るのである。
要するに、何事も根気の問題である。



体が言うことを聞かなくなっても釣り師は釣り師。
山国の冬は長いから、やり過ごすのはけっこうしんどい。
機会を作ってまたやろう。

間もなく年の瀬。
寒くなるね。
  


Posted by SFM at 19:28Comments(2)釣り師の日常