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2021年08月09日

岩魚釣り師の漁場監視

土用隠れ。

何をやってもダメなものはダメであるが、疼く心を持て余し、彷徨する釣り師たちが増加するのもこの季節である。

そんなわけで、監視に出掛ける岩魚釣り師がここにいる。


入渓地点。
首都圏からやってきた釣り師のグループを発見。

一同の遊漁証を確認。

こう見えても僕は監視員の端くれである。
わざわざこんな所まで他人様のアラ探しをしに来ているわけではない。
規約が遵守されていれば何よりである。

ただ、時期が時期である。
緊急事態宣言発令中の地域から県境を越えた釣行はいかがなものか。
その点に限っては、口頭で厳重に注意を促す。



二ホンジカの死骸を発見。








白骨化しているが、雌雄二体の成獣と思われる。

この溪筋では大型哺乳類の死骸を見かけることは珍しくないけれど、入渓される釣り師諸氏におかれては、このような死骸にならないようにくれぐれもご注意願いたい。

死して屍拾う者無しとは言うものの、僕は第一発見者になるのがイヤなのである。




僕は地質学者ではないけれど、以前から秘かに注目しているのがこの岩塊である。




仮にであるが、これが斬撃によるものだとしたらどうであるか。

何かとんでもないのがこの溪に出没しているとしたらどうであるか。




さて。
監視の傍ら、少しぐらいはサオを出してもいいのではないだろうか。

水温は16℃。
絶望的である。

一匹目の釣果は幼児虐待である。




二匹目の釣果はこれであるが、後にも先にもこれだけである。






行き着くところは夥しい疲労と骨身に染みる貧果。

そんな季節。

夜討ち朝駆けも時と場合。

今暫く、心穏やかにお家で過ごしてはいかがだろうか。





さてさて、君も熱中症であるか。





この日の戦利品。戦ったわけでなないけれど。