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2019年12月01日

問答無用 源流王の手打ち蕎麦

新蕎麦が出回る季節。

北海道産のキタワセに少し遅れて、信州産の信濃一号の登場である。

この日、厳かに執り行われたのは釣り師による釣り師のための聞き蕎麦の集いである。




さて。
幾多の渓谷で培った覇気を込めた源流王の手打ちである。
いちいち口には出さないけれど、品格においては即位礼正殿の儀などに引けを取るワケにいかないのではないだろうか。










細かい事を言うようで恐縮であるが、つゆはちょっとだけつけて手繰って頂きたい。
蕎麦もつゆもそのように作ってある。
どっぷりと蕎麦猪口に浸けたがる御仁には怒られるかもしれないけれど、文句があるなら手繰って頂かなくてもよろしい。






この世代、一般的には年齢からくる個性やわがままが頭を擡げる頃合いではあるが、ここに集う面子に限ってはその類の懸念は無用である。
有難いことに、曲者が寄り付かなくなったのは長年にわたる自然淘汰によるところではないだろうか。
残り少ない釣り師人生はお互い様なのである。
唯一、下戸が大半を占めることが残念ではあるが、敢えて多くは語るまい。


目に付きやすいところにラインを通したサオを置いておくと、つい反射的に手に取って振らずにいられないのが釣り師の本能である。



4番ロッドに高番手のSTを乗せてみると新鮮な感触。
発見である。
品の悪い笑みが漂う。
老いても彼らの本質は釣り師であるから、夜更けにイトを寄せ集めてラインシステムを模索する姿が浮かぶようである。

初冬の日は短い。

源泉掛け流しで一日が終わる。
  


Posted by SFM at 21:16Comments(4)釣り師の日常