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2022年06月29日

木っ端岩魚に弾かれて 尺岩魚には逃げられた

身体に堪える連日の暑さ。
聞けば予定外の梅雨明けらしい。

この類の急激な気候の変動は溪魚が機嫌を損ねる典型的なパターンである。

そうは言っても、何も釣れませんでしたでは済まされないのが岩魚釣り師の辛い人生。

案の定、寄ってくるのは木っ端岩魚。
保育士になっていれば、僕の人生はさぞ充実したものになっていたに違いない。








しかも、これだけ弾かれ続けた暁にはスレ掛かりでも贅沢を言える立場では無さそうである。









さて、事件というものは往々にしてこのような閉塞感の中で起きるものである。

ゆらりと出てきた大岩魚。
寄せて取ったのはいいけれど、稀に見る立派な魚体である。
いちいちスケールを当てるのは野暮の極みなどと思いながら、写真を撮る前に逃げられちゃった。
面目無いとしか言いようがない。

以前の投稿で、ランディング・ネットを散々こきおろしたツケであろうか。
いずれにせよ、釣り師として不徳の致すところであるが、口に毛鉤を引っ掛けた大岩魚がここに付いていることを確認できたわけである。
いずれこれを釣る機会が巡って来るに違いない。

とは言え、証拠写真が無いわけである。
ゆえに、この大岩魚の真偽に関しては日頃の信用が問われる局面であるが、申し開きをする心算は毛頭ない。



などど、太々しく開き直って煙草を喫うのであるが、逃げられても逃げられなくても尺超えを見ちゃうと何故か複雑な心境にさせられる。

尺越えの付き場で未練がましく粘った結果の身代わり。




この日の良型。






負け惜しみを言うと、さっきの尺越えよりよく引いたような気がする


仕方がない、これぐらいで勘弁してやるか。


ハルゼミの声に時折ヒグラシの声が混じってきたね。