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2019年05月07日

ミミズで岩魚を釣る毛鉤釣り師

初夏の陽気。
活気に満ち溢れた群衆心理は各地で混雑や交通渋滞を発生させているようであるが、その不自由さは加担した当事者諸氏に起因すると考えるのが物事の筋というものである。

釣り場での溜息も案外そのあたりが核心ではないだろうか。

敢えて多くは語るまい。

一方、僕たちが出向いた渓筋には幸い人影が無い。
ご覧のとおりの雪深さ。
ここはまだ早春。






お目当ての新芽はほんの出始め。
嬉々として摘むほどではないけれど、先を思えばどこか嬉しい。




岩魚たちは達者で暮らしていただろうか。

こんなこともあろうかとミミズを持って来たのである。

こう見えても僕は餌釣りだって出来るのであるよ。








年月が経つと仕事の手順や交際相手の詳細などは忘れるものであるが、釣りの記憶とういうものはどこかに引っ掛かっているものである。
そう言いつつ、老眼鏡が無いとミミズのチョン掛けが出来なくなったことは、毛鉤のアイに糸を通す時と同じであると改めて実感するのである。

魚体やサビの具合から見えてくるのは少し先の未来である。


前日に畑を掘ってミミズを用意してくれたB場ちゃん。




一掴みの新芽がみそ味のカップ麺を覚醒させる。




昼下がりの湯けむり。




旬のコシアブラから一転してフキノトウ。
ふと、季節が逆戻りしたような、少しばかり身勝手な釣り師の錯覚。




連休の締めはささやか過ぎる特権。



  


Posted by SFM at 19:38Comments(2)他の釣り