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2019年05月04日

釣り師の準備運動 上信国境 四阿山

自堕落な日々。
時には体に負荷をかけなければならない。

そういうわけでこの日、取って付けたように登ることにしたのが四阿山である。


登山道に取り付いたところ、程無くして見つけたのがこの雉である。



雉も鳴かずば撃たれまいとは言うけれど、そこはお生憎様。
鳴こうが鳴くまいが見つけちゃうのが釣り師というものである。
そう言いつつ、この雉は運良く写真を撮られただけで済んだのである。

ここで雉に出会ったのは何かの縁。

余談であるが。
万一、山中でやむを得ず会心のキジ撃ちを終えた瞬間、チリ紙の持ち合わせが無いと気付いた時の心情はどうであろうか。

そんな万一の衝撃的な顛末が詳しく記された某氏の投稿記事。
出掛けにふと目を通したのが年貢の納め時。
つい、ここで思い出しちゃったのである。

https://saiougauma.naturum.ne.jp/e3220065.html

一羽の雉が記憶の呼び水になるこの刹那。
残雪を歩く春山の一日。
時折、キジ撃ちに思いを巡らせることになるであろう予感。
敢えて多くは語るまい。



さて、このあたりから装着した軽アイゼンが良い仕事をする。
足元でシャクシャクと雪を咬む音が心地良い。




あまり好きではない飴玉を厭々ながらしゃぶり、ペース配分や効果的な水分の摂取などを考えながら黙々と雪の上を歩くのである。






山頂。








周囲の山並みを眺め、溪筋の残雪を推し量る。
快哉を叫ぶだけではいけないのである。







浅間山は活火山である。



煙を吐くのは構わないけれど、呪いを吐いてはならない。
釣り師とはそういうものである。
ついでに言うと。
毒を吐くのは時と場合、相手によりけりではないだろうか。



この山には鼻曲山という珍しい名前がつけられている。



ここにいるのはへそ曲がりの釣り師である。



さて、これからもう一仕事しなければならない。




下りは一瞬、登り返しは数十分。



菅平は風の通り道のようなところだけれど、この大すきまと呼ばれている鞍部はいつ来ても隔離されたように風が穏やかなのである。


もう一つの山頂。





あとはお決まりのパターンである。




前日に師が持たせてくれた信州サーモンと信州大王イワナの腹身。





  


Posted by SFM at 16:28Comments(2)トレッキング