2018年04月12日
失くした毛鉤は物語る
それなりに釣り師が入溪する川では、枝葉に絡まったままの毛鉤を見かけることがある。
誰しも、立ち位置や、狙いたいポイントがおおよそ似ているらしく、毛鉤をとられるところも同じようなところのようである。
そんな毛鉤を手にとってよく見ると、釣り師の癖や熟練の度合い、込められた工夫などが目に浮かぶように思える。
とりわけ、丁寧に巻かれた毛鉤からは、ときに人柄が偲ばれることもある。
さて、僕が無くした毛鉤を見つけた釣り師は何を思っただろうか。
とある夜、毛鉤を巻きつつ品の悪い笑みを醸した僕の下心は、いともたやすく見抜かれてしまっただろうか。

そうそう人様にはお見せしたくなかったのだけれど。
そこは釣り師。
そっと、一笑に付して頂きたいところ。
誰しも、立ち位置や、狙いたいポイントがおおよそ似ているらしく、毛鉤をとられるところも同じようなところのようである。
そんな毛鉤を手にとってよく見ると、釣り師の癖や熟練の度合い、込められた工夫などが目に浮かぶように思える。
とりわけ、丁寧に巻かれた毛鉤からは、ときに人柄が偲ばれることもある。
さて、僕が無くした毛鉤を見つけた釣り師は何を思っただろうか。
とある夜、毛鉤を巻きつつ品の悪い笑みを醸した僕の下心は、いともたやすく見抜かれてしまっただろうか。
そうそう人様にはお見せしたくなかったのだけれど。
そこは釣り師。
そっと、一笑に付して頂きたいところ。