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2018年04月23日

釣り師の段取り ライトラインのプレゼンテーション

真夏日ではあるけれど、日中の暑さに惑わされてはいけない。
浮足立つ気持ちもわからないではないけれど、山深い溪はそうそう甘くない。

ここは慌てず騒がず、実釣で多用するキャスティングレンジのプレゼンテーションを入念に仕上げる。



これが後から効いてくる。
僕はそう思いたい。

そう言いつつ、後日渓魚を釣るためのキャスティングを終えたら、この日は一人寡黙にクチボソを釣るのである。



我ながらやっていることが支離滅裂である。

支離滅裂ではあるけれど、僕は省庁の役人でもなければ閣僚でもない。

つじつまの合わない事柄を具現化できるのは、毛鉤釣り師だけなのであるよ。
そっと呟いて差し上げても構わないのであるがね。

このサオをご覧頂きたいのだけれど、ダメになったボールペンの柄に、廃材の樹脂の丸棒を削って差し込んだだけなのである。



ゴミとゴミをくっつけただけのサオに、ひらりひらりと釣れてくれるこの小魚を冷遇することは僕にはとてもできない。


さて。
名残惜しいけれど、里山の成長にも目を配らなければならない。
こう見えても僕は忙しいのである。



この、将星カタクリの小さな群生地を知っているのは、僕とイノシシだけではないだろうか。



道すがら、彼らの成長も見落としてはならない。





この芽を摘むにあたっては、いたわりというものが無ければならない。
それが無ければ人間失格である。



温泉の後は山菜の天ぷら。



決め手はカレー味の塩であるが、この配合は素人の領分を超える。
塩とカレー粉を、ただ混ぜればいいってもんじゃないらしいのである。
当然、僕には無理であるから、いそいそとプロを訪ねて、ほんの少しだけでいいから、などと言いながら分けてもらっちゃったのである。
この恩は、いつか躰でお返しをしなければならない。
合掌。
  


Posted by SFM at 19:56Comments(0)他の釣り