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2017年04月10日

のっぺ再び

さて、のっぺである。
正月明けにも書いたけれど、また食べてしまったのであるから書かなければならない。

少し遅めの墓参りにやってきた。
長岡市のはずれに母の実家がある。
この日は母を車に乗せてきたのである。

のっぺは新潟県の煮物であるが、里芋が欠かせない具材であり、今が最後の時期なのだそうである。
今回の里芋の入手には、叔母ちゃんに加えて、従姉の友人の力添えもあったそうであるから、頭の下がる思いである。
のっぺ再び
のっぺ再び

郷土食でありながら、のっぺほど他県民を素朴で無口、かつ穏やかに迎えてくれる小鉢はそうそう無いと思う。
比べてしまってはのっぺに申し訳ないのだが、東京五輪招致で一時期盛んに使われた、「オモテナシ」なんて、下心が見え過ぎて僕としては片腹痛いのである。
オモテが無いということはウラがある。
生牡蠣がどろっと落ち、ロゴマークは盗作などと大騒ぎをする。
見苦しいことこの上ない。
「オモテナシ」だって本来は、日本人の相手を思う気持ちの表れであり、むしろ素晴らしいことなのだろうけれど、こうなってしまうともういけない。

要するに、その類の連中に食わせるには勿体無い小鉢なのである。

ここは、刈羽原発からそう遠くない平野の郊外である。
今は住宅地が造成され、大型店舗や物流倉庫が何件も建てられたけれど、元は視野の限り水田であった。
はぜかけに使われていたと思われる、等間隔に立っていた背の高い木は、子供心にも忘れることはない。
のっぺ再び
のっぺ再び

昨年の秋に県知事選挙が行われて、原発の再稼働が大きな争点であったそうである。
僕は他県民であるし、その土地に住んでみなければ見えてこないものがあることは承知の上だけれど、新潟県知事というものは馬鹿には務まらないと、よくよく思わされるのである。
今昔を問わず、国政への不良品の混入率の高さを考え合わせると、いま暫くこの県に暮らす人々の良識を、信用してみたいと思わされるのである。
ロッキード事件の犯人を含む関係者は別であるが、のっぺという郷土食の味わいを受け継いでいる県であるから、殊更にそう思いたいのである。

この日は、この地方特有のどんよりとした小雨の天気である。

お寺の本堂は、一昨年に改築を済ませて見違えるような立派な建物になった。
檀家さんたちの心中を察するところである。
のっぺ再び

この土地にも、花の季節が来たようである。
のっぺ再び
のっぺ再び



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