ナチュログ管理画面 フライフィッシング  フライフィッシング 北陸・甲信越 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2018年10月12日

キノコと命 どっちが大事

今年はキノコの出が良くて、したがってキノコ採り師の遭難が多く、不運なことに物言わぬ人になる件数も近年に無く多発しているようである。

TVのニュース番組ではその筋の専門家が、キノコとご自分の命とどちらが大切か考えてくださいと呼びかけているのである。

キノコと命 どっちが大事


とりわけ高齢者が単独で、あるいはごく少人数で入山するケースが目立つそうである。

単独でというところがミソではないかと僕は思う。

僕はキノコに関しては素人に毛が生えた程度の岩魚釣り師であるけれど、分野を問わず、穴場に関わることは口の堅きこと蛤の如く、口が裂けても他言しない心情は良くわかる。

家族にも教えずに、墓の中まで何とやらという決意も少しぐらいはわかる気がする。

むしろ、嬉しくなっちゃって、ついペラペラと穴場を漏洩しちゃうような口が羽根より軽い手合いよりも、人としての信頼性は格段に上であると思うところである。
老後が明るいか暗いかは別としてであるが。

お裾分けのキノコを貰うときに、どこで採ったのと訊くのは無粋だと思うし、素人を引き連れたキノコ狩りや渓流釣りの案内人のような生業を快く思うことは僕には出来ない。


数年前であるが、こんな僕でも偶然に舞茸を一株見つけたことがある。

キノコと命 どっちが大事

舞い上がりはしなかったけれど、舞いたくなる気持ちはよくわかる。


けれど、どれほどに腕利きであっても、キノコ採り師や渓流釣り師というものは、遭難したり死んだりしたときは、家族や捜索関係者にとって、人騒がせで困った人になっちゃうのである。

お気の毒ではあるけれど、そういう事なのである。

加えて、口の堅さが強欲の裏返しと思われるあたり、俗世間の風当たりというものは、殊のほかに冷ややかであるから浮かばれないのではないだろうか。



このブログの人気記事
逆ギレが怖くて監視ができるか
逆ギレが怖くて監視ができるか

岩魚釣り師の漁場監視
岩魚釣り師の漁場監視

葬儀の準備
葬儀の準備

人知れず源流岩魚を釣りまくる
人知れず源流岩魚を釣りまくる

下手なニンフも数撃ちゃ・・・釣れるかもしれない
下手なニンフも数撃ちゃ・・・釣れるかもしれない

同じカテゴリー(釣り師の日常)の記事画像
三種の蕎麦粉
やっと新蕎麦にありつけた
旧統一教会は渓谷までは勧誘に来なかった
我が家に豆アジがやってきた
病み上がりの釣友
岩魚街道 ネマガリダケなんか食ってやった
同じカテゴリー(釣り師の日常)の記事
 三種の蕎麦粉 (2023-02-06 21:35)
 やっと新蕎麦にありつけた (2022-12-26 22:12)
 旧統一教会は渓谷までは勧誘に来なかった (2022-12-10 10:57)
 我が家に豆アジがやってきた (2022-10-18 19:48)
 病み上がりの釣友 (2022-10-12 20:05)
 岩魚街道 ネマガリダケなんか食ってやった (2022-06-26 20:50)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
キノコと命 どっちが大事
    コメント(0)