2017年05月17日
木の芽の巣篭り
「木の芽があるんだけど食べる?」
三年前、法事で長岡の従弟を訪ねたときにこう訊かれた。
普通の人は怪訝そうに「木の芽って何?何の芽のこと?」
と訊き返すだろうけれど、僕は曲者だから、すぐにピンときてしまった。
木の芽→巣篭り→アケビの新芽→開高サン→村杉小屋→奥只見の石碑。
そこは釣師の勘、とっさの判断力は素晴らしい。
「小鉢よりも丼で頼めないかな・・・。」
図々しいことを十分承知していても、ここは譲りたくなかった。
さらに、従姉が自転車でスーパーに走り、うずらの卵の黄身を落としてくれた。
薄めのだし醤油が合うということになっている。
さて、手元のグラスには厳選辛口吉野川。
うん。よし、よし、・・・(我ながら何を偉そうに、まったく厭になるネ。)
従弟が一昨日、写真を送ってくれた。

この写真の純米吟醸は、先月彼がお土産に持たせてくれて、この間まで僕の手元にもあったから、アケビの新芽との相性の良さは容易に想像できる。
羨ましいったらない。
彼のほくそ笑む様が目に浮かぶ。
全く。
送られてきたのは写真だけだから、僕は三年前の記憶を肴に一杯やらなければならない。
この生酒と一緒にやりたかったなぁ。

今夜は近所の藤の花の残像を肴に赤芋仕込みをやろう。

三年前、法事で長岡の従弟を訪ねたときにこう訊かれた。
普通の人は怪訝そうに「木の芽って何?何の芽のこと?」
と訊き返すだろうけれど、僕は曲者だから、すぐにピンときてしまった。
木の芽→巣篭り→アケビの新芽→開高サン→村杉小屋→奥只見の石碑。
そこは釣師の勘、とっさの判断力は素晴らしい。
「小鉢よりも丼で頼めないかな・・・。」
図々しいことを十分承知していても、ここは譲りたくなかった。
さらに、従姉が自転車でスーパーに走り、うずらの卵の黄身を落としてくれた。
薄めのだし醤油が合うということになっている。
さて、手元のグラスには厳選辛口吉野川。
うん。よし、よし、・・・(我ながら何を偉そうに、まったく厭になるネ。)
従弟が一昨日、写真を送ってくれた。

この写真の純米吟醸は、先月彼がお土産に持たせてくれて、この間まで僕の手元にもあったから、アケビの新芽との相性の良さは容易に想像できる。
羨ましいったらない。
彼のほくそ笑む様が目に浮かぶ。
全く。
送られてきたのは写真だけだから、僕は三年前の記憶を肴に一杯やらなければならない。
この生酒と一緒にやりたかったなぁ。
今夜は近所の藤の花の残像を肴に赤芋仕込みをやろう。
Posted by SFM at 20:45│Comments(2)
│釣り師の日常
この記事へのコメント
木の芽は普通に思い浮かぶのは山椒ですよね
あけびの新芽食べたい食べ方知りたい
ところでその生酒なに気になるうまそう
あけびの新芽食べたい食べ方知りたい
ところでその生酒なに気になるうまそう
Posted by のんべい at 2017年05月17日 22:43
こんばんは、のんべいさん。
おっしゃる通り、和食の業界で木の芽は山椒を指すようです。
アケビの新芽を木の芽と呼ぶのは中越地方のようです。
開高サンが奥只見に逗留中、特に好んでこれを肴にやっていたようです。
従弟の話では、お浸しにして冷水に浸けて冷蔵庫で保存すると日持ちがするそうです。
だし醤油と卵の黄身を落とすだけですが、チクリとやることを義務付けなければならないと僕は思います。
僕のカンではかき揚げもけっこうイケるんじゃないかと想像します。
写真の生酒は、先日肴の先生がご褒美に持たせてくれた地酒です。
開けたら手早く飲み切らなければなりません。
冷蔵庫に潜み、抜け目なく、開栓の機会を窺っているようです。
おっしゃる通り、和食の業界で木の芽は山椒を指すようです。
アケビの新芽を木の芽と呼ぶのは中越地方のようです。
開高サンが奥只見に逗留中、特に好んでこれを肴にやっていたようです。
従弟の話では、お浸しにして冷水に浸けて冷蔵庫で保存すると日持ちがするそうです。
だし醤油と卵の黄身を落とすだけですが、チクリとやることを義務付けなければならないと僕は思います。
僕のカンではかき揚げもけっこうイケるんじゃないかと想像します。
写真の生酒は、先日肴の先生がご褒美に持たせてくれた地酒です。
開けたら手早く飲み切らなければなりません。
冷蔵庫に潜み、抜け目なく、開栓の機会を窺っているようです。
Posted by SFMちゃん
at 2017年05月18日 20:41
