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2018年02月05日

釣り師が遭難した時のための捜索費用保険

使わないに越したことが無いのが保険なのだけれど、沢筋を歩く釣り師は、やっぱり保険に加入した方がいいと思う。

中には、登山道を外れると駄目とか、沢は駄目とか、登攀具を使う場所は駄目とか、そういう保険商品が多くて、うっかりすると無駄な保険になることもあるから、そこはよく確認が必要かと思う。

僕の場合は、捜索費用だけに特化した一年毎の掛け捨て保険を利用している。
日本国内であれば海以外の場所、要するに山でも川でもどこでも大丈夫なのだそうである。
1年間の保険料は5000円でお釣りがくる。

釣り師が遭難した時のための捜索費用保険

ここは考え方なのだけれど、昨今の相場でアメリカ製のフライロッドを定価で買うことを思えば(とても買えないけれど)、20年以上保険に加入していられることになる。
そもそも、そんな歳になってまで岩魚を釣りに出掛けるほど、しぶといジジイになれるのだろうか。
もう死んでいるかもしれない。

釣り場と言ってもピンからキリまであるから、一括りにはできないけれど、方向を失って帰れなくなったり、怪我をして歩けなくなったり、ツキノワグマに敗北したり。
要するに遭難して救助されることになると、警察署や消防署だけでは済まなくて、ほぼ例外なく民間の遭対協の協力も要請することになるそうで、家計はとんでもないことになる。
この時点で釣り師失格である。

さらに不運が重なると、家庭は火が消えたようになったり、分裂したりする。
本人のみならず家族の人生も狂わせる。
こうなると人間失格である。

釣り師が遭難した時のための捜索費用保険

仮に、僕が麗しき岩魚の溪で遭難したら、どれぐらいの費用がかかるだろうか。
ある遭対協の事務局をやっているお姉サンに、捜索費用をざっと見積ってもらったことがある。
あくまで一般的な概算と前置きの上であるが。
「軽いところで片手くらいは覚悟してください。一日で見つかればですけどネ。長引けば普通の人は払えないですよ。」
涼しい顔でサラリと言う。
さらに。
「ヘリの費用は別ですよ。県警のヘリが空いていればいいんですけど・・・。保険、入らなきゃ駄目ですヨ。」


さて、山岳登山には計画書というものが不可欠であるが、釣りの計画書についてはまたの機会に。



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